分子機能科学特別研究Ⅰ

授業テーマ	スピン軌道相互作用，トポロジカル絶縁体，強相関ナノ・ヘテロ構造，固体表面・界面の電子構造・電子励起・電気伝導に関する理論的研究
授業のねらい・到達目標	スピン軌道相互作用，トポロジカル絶縁体，強相関ナノ・ヘテロ構造，固体表面・界面の電子構造・電子励起・電気伝導に関する理論的解明を目的とする。主体的に理論的研究が行えるように教育する。
授業の方法	理論的研究を遂行すべく，電子構造・ダイナミクスをシミュレーションするコンピュータ計算プログラムの作成を行い，実際の興味ある系に適用する。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	毎回の講義内容を各自1時間以上復習して講義に出席することが望ましい。

授業計画
1	量子力学の復習１ポテンシャル中の一電子問題をとく
2	量子力学の復習２クーロン相互作用とHartree-Fock近似
3	原子の電子構造１軌道角運動量
4	原子の電子構造２スピン、スピン軌道相互作用
5	結晶中の電子構造１自由電子モデル
6	結晶中の電子構造２フェルミ分布、金属の電気抵抗
7	結晶中の電子構造３ Bloch状態、エネルギーバンド
8	結晶中の電子構造４金属、半導体、絶縁体
9	密度汎関数法１ Kohn-Sham方程式
10	密度汎関数法２ LDA、GGA近似
11	結晶のバンド構造計算演習１
12	結晶のバンド構造計算演習２
13	結晶のバンド構造計算演習３
14	結晶のバンド構造計算演習４
15	授業のまとめと総括これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める

その他
成績評価の方法及び基準	レポート(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー	授業内容に関する質問は授業後あるいは学科事務室で受け付けます。その後、時間を調整して、物理学科図書室または本館1階で応対します。