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物理化学特論

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平成27年度以前入学者 物理化学特論
教員名 小林 昭子
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 合成化学、物性化学、構造化学等、化学のあらゆる分野において分子の構造を知ることは重要である。構造解析に必要な結晶学の知識や,回折原理、回折装置、構造解析手法、構造解析実験などX線結晶構造解析の基礎について講義する。
授業のねらい・到達目標 合成化学、物性化学、構造化学に必須の分子の構造、あるいは結晶構造を知るもっとも確実で、直接的な手法であるX線解析を行うための基礎知識を取得できる。構造解析実験を行うために必要な、コンピューター操作、結晶作成技術などに関する知識も取得できる
授業の方法 結晶構造解析に必要な結晶学的な知識や、実験法について演習や実験を交えて解説する。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 結晶学の知識は、これまで勉強してこなかったと思われる。したがって参考書によりさらに理解を深めることが望ましい。
授業計画
1 分子の対称と対象操作、点群
2 分子の対称と点群の演習
3 結晶の対称(1) 結晶格子と格子点、対称要素、演習
4 結晶の対称(2) 結晶の点群,7つの晶系,演習
5 結晶の対称(3) 空間格子、 ラセン軸と映進面
6 結晶の対称(4)  空間群、 演習
7 X線の発生と性質,一個の電子による散乱
8 原子による散乱、単位胞からの散乱,結晶からの散乱、実格子と逆格子
9 回折の条件(ラウエの条件、ブラッグの条件)
10 原子散乱因子と構造因子,温度因子、消滅則
11 フーリエ変換と電子密度
12 X線構造解析実験、データ収集とデーター処理
13 原子座標の決定と精密化、結晶構造解析の応用
14 理解度の確認、まとめと小テスト
15 総括、試験の解説と補足、X線構造解析の実習
その他
教科書 なし
参考書 大橋祐二 『X線結晶構造解析』 裳華房 2005年 第1版
桜井敏雄 『x線結晶解析の手引き (応用物理学選書4)』 裳華房 1983年
井本英夫 『無機化合物の構造を決める (化学の要点シリーズ)』 共立出版 2016年
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、授業参画度(40%)
授業内演習を行う。期末試験を行う。積極的な授業参画が重要である。
オフィスアワー 随時、アポイントメントをとること。

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