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日本史特講1

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科目名 日本史特講1
教員名 黒滝 哲哉
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 集中 履修区分 選択必修
授業テーマ 日本史における「平準化」と「互換」の問題をテーマとする。その視角として官僚制と製鉄史の変遷を取り上げる。古代と近代の官僚制を比較することで「平準化」を、日本の製鉄史を検討することで「互換」の問題を述べ、両者が現代の我々に示す課題を考えていきたい。
授業のねらい・到達目標 [授業のねらい]
歴史を考える視角は各人各様ではあれども、自分なりの視点を保持することの大事さを学ぶことを目指したい。また、受講生の人数によるが、刀剣博物館で実際に刀を持つ時間を作りたい。刀剣の製造工程を学ぶことで、互換性のない「ものつくり」の意味を考えることも本授業の目的にある。
[到達目標]
文字で書いた史料から得られる考え方と、モノを作る過程やモノを扱うことで得られる考え方を、それぞれ身に付けることを最終目標とする。
授業の方法 講義形式を中心とし、適宜ディスカッションを取り入れ、議論の時間を作りながら「考える」時間をとる。
事前学修・事後学修,授業計画コメント [事前学修]各人で博物館や美術館の企画展などを自由時間のなかで見に行き、ものつくりの観点からの作品鑑賞などをしておくこと。古い時代であればあるほど、作品は「上手」であることを実感できればなお効果的。
[事後学修]授業後は復習を行うこと。
[コメント〕歴史は日々更新されていることを実感してほしい。
授業計画
1 はじめにー授業の進め方などー
2 歴史とは何か、なぜ歴史を学ぶのか
3 官僚制とは何か、官僚制とその理論
4 日本古代官僚制の成立とその展開
5 摂関期における官僚制の展開
6 近代官僚制の成立と現代官僚制およびその問題点
7 官僚制の変遷から導き出されること
8 前近代の日本製鉄史―古代から中世へー
9 前近代の日本製鉄史―近世の山陰地域―
10 近代日本製鉄史―たたら製鉄から大量生産時代へー
11 たたら製鉄の実際といま
12 官僚制の変遷とものつくりから考える平準化と互換―近代と前近代―
13 刀剣博物館見学1 刀剣の取り扱いなど
14 刀剣博物館見学2 展示解説など
15 刀剣博物館見学と講座のまとめ
その他
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、レポート(40%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 講義期間中の昼休みや授業後の講師室

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