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東洋史概説2

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科目名 東洋史概説2
教員名 高井 康行
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 「律令官制」の変化からみた東部ユーラシア世界
授業のねらい・到達目標 唐の律令制が日本・朝鮮などの東部ユーラシア諸国に影響を与えたことは広く知られている。しかし、その受容は一律ではなく、各地域の社会状況に応じて変化している。また、中国においてもやはり時代・社会の変化に伴いその内容を変化させていく。本講義では、官制を中心に「律令制」の受容と変化について概説し、東部ユーラシア各地の社会の異同について理解を深めていく。
授業の方法 板書を中心とした講義形式でおこなう。資料等は必要に応じて配付する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学習としてシラバスに掲載されている参考文献に目を通しておくこと、事後学習として授業中に紹介した参考文献に目を通し授業内容の復習し定着化させることを推奨します。
授業計画
1 ガイダンス
ひな形としての唐代(律令)官制
[準備]参考書(2)関連個所を読んでおくこと。
2 唐代官制前史(1)漢代
[準備]参考書(1)の関連個所を読んでおくこと。
3 唐代官制前史(2)魏晋南北朝時代
[準備]参考書(1)の関連個所を読んでおくこと。
4 唐代(律令)官制の受容(1)日本
[準備]参考書(4)の関連個所を読んでおくこと。
5 唐代(律令)官制の受容(2)新羅・渤海
[準備]参考書(12)の関連個所を読んでおくこと。
6 唐末五代における官制の変化
[準備]参考文献(3)の関連個所を読んでおくこと。
7 宋代の官制
[準備]参考文献(5)の関連個所を読んでおくこと。
8 遼代の官制
[準備]参考文献(6)の関連個所を読んでおくこと。
9 金・元代の官制
[準備]参考文献(14)の関連個所を読んでおくこと。
10 日本における律令官制の変化
[準備]参考文献(4)の関連個所を読んでおくこと。
11 中世日本の武家官制
[準備]参考文献(7)(8)(9)(10)の関連個所を読んでおくこと。
12 近世日本の武家官制
[準備]参考文献(11)の関連個所を読んでおくこと。
13 高麗・朝鮮王朝の官制
[準備]参考文献(11)の関連個所を読んでおくこと。
14 授業内試験と解説
[準備]第1回から第13回までの授業内容を復習しておくこと。
15 総括と補足
[準備]第1回から第13回までの授業内容を復習しておくこと。
その他
教科書 なし
参考書 (1)和田清(編) 『中国官制発達史:特に中央集権と地方分権との消長を中心として』 汲古書院 1973年 第1版
砺波護 『唐の行政機構と官僚 ((2)中公文庫と-72)』 中央公論社 1998年 第1版
(3)砺波護 『唐宋の変革と官僚制 (中公文庫と-74)』 中央公論社 2011年 第1版
(4)吉川真司 『律令官僚制の研究』 塙書房 1998年 第1版
(5)梅原郁 『宋代官僚制度研究 (東洋史研究叢刊)』 同朋舎 1985年 第1版
(6)高井康典行 『渤海と藩鎮:遼代地方統治の研究 (汲古叢書139)』 汲古書院 2016年 第1版
(7)金子拓 『中世武家政権と政治秩序』 吉川弘文館 1998年 第1版
(8)木下聡 『中世武家官位の研究』 吉川弘文館 2011年 第1版
(9)山田貴司 『中世後期武家官位論』 戎光祥出版社 2015年 第1版
(10)堀越祐一 『豊臣政権の権力構造』 吉川弘文館 2016年 第1版
(11)橋本政宣(編) 『金製武家官位の研究』 続群書類従完成会 1974年 第1版
(12)古畑徹 『渤海国とは何か (歴史文化ライブラリー458)』 吉川弘文館 2018年 第1版
(13)矢木毅 『高麗官僚制度研究 (東洋史研究研究叢刊72)』 京都大学出版会 2008年 第1版
三上次男 『金代政治制度の研究:金史研究2』 中央公論美術出版社 1970年 第1版
他の参考書は授業中に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 試験(40%)、レポート(20%)、授業参画度(40%)
オフィスアワー 質問などは授業終了後の教場などで適宜受け付けます。

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