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哲学概論２（哲学科及び哲学科再履修）

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科目名 哲学概論２（哲学科及び哲学科再履修）
教員名 古田　智久
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ 「哲学」の基本的な考え方を学習する
授業のねらい・到達目標 哲学の代表的な問題をいくつか考察してみることによって哲学独自の思考方法を理解し、その他の様々な哲学の問題についても、自力で考察できるようになることを目標とする。それにより、最終的に、履修者自らが自分自身の世界観、人生観を構築する手掛かりを得られるようになることを目指す。
また、この科目は教職課程「教科に関する科目」であるので、授業内容は、「哲学」という学問の「一般的包括的な内容を含むもの」となっている。具体的には、哲学の方法として、思弁的・形而上学的・アプリオリな方法から、実証的・科学的・アポステリオリな方法まで偏りなく取り上げ、また内容的には、狭義の「哲学」については、存在論、認識論、言語哲学、心の哲学、等々を全般的に取り上げ、狭義の哲学以外にも、道徳や、人生の目的や価値についても幅広く取り上げることになる。
授業の方法 授業の進め方であるが、まず教科書に記されている問題を正確に理解してもらうために講義形式の授業を行う。続いて、グループ討論を行う。講義の最後に課題を出すので、履修者は課題に解答し、次回の授業で提出する。次回の授業で何名かに課題について発表してもらう。以上を、教科書で説明されている問題ごとに繰り返す。
履修条件 哲学科の学生のみ履修を認める。（哲学科以外の学生の履修は認めない。）
事前学修・事後学修，授業計画コメント 教科書の一つの章が終わるごとに課題を出すので、レポートとして提出すること。
次回の授業で取り上げる章を読んでくること。合わせて、疑問点があれば、メモしておくこと。
授業計画
1 授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。
哲学研究の二つの方法について
2 知識について
［準備］『考える力をつける哲学問題集』の第１３章を読んでくること。
3 帰納について
［準備］第２回の授業で指示した課題に解答し、『考える力をつける哲学問題集』の第１４章を読んでくること。
4 意味について
［準備］第３回の授業で指示した課題に解答し、『考える力をつける哲学問題集』の第７章を読んでくること。
5 「哲学」について
［準備］第４回の授業で指示した課題に解答し、『哲学入門』の１１頁から３４頁を読んでくること。「
6 「意味」について（１）ロボットの意味理解
［準備］第５回の授業で指示した課題に解答し、『哲学入門』の３６頁から７５頁を読んでくること。
7 「意味」について（２）目的論的意味論
［準備］『哲学入門』の７５頁から１０６頁を読んでくること。
8 「機能」について（１）機能の起源論的説明
［準備］第７回の授業で指示した課題に解答し、『哲学入門』の１０８頁から１２０頁を読んでくること。
9 「機能」について（２）実験哲学のインパクト
［準備］『哲学入門』の１２０頁から１３８頁を読んでくること。
10 「自由」について（１）メカニズム決定論
［準備］第９回の授業で指示した課題に解答し、『哲学入門』の２９０頁から３１３頁を読んでくること。
11 「自由」について（２）自己コントロールとしての自由
［準備］『哲学入門』の３１３頁から３３８頁を読んでくること。
12 「道徳」について（１）道徳的に重要な自由意思
［準備］第１１回の授業で指示した課題に解答し、『哲学入門』の３４０頁から３７１頁を読んでくること。
13 「道徳」について（２）自由意思なしの道徳
［準備］『哲学入門』の３７１頁から３９６頁を読んでくること。
14 第２回目から第１３回目までの講義内容に関して、質疑応答及びフィードバックを行う。
［準備］第２回目から第１３回目までの講義内容を復習し、質問を考えておくこと。
15 「人生の意味」について
［準備］第１３回の授業で指示した課題に解答し、『哲学入門』の３９７頁から４１２頁を読んでくること。
その他
教科書 戸田山和久 『哲学入門 （ちくま新書）』 筑摩書房 2014年
スティーブン・ロー（中山元訳） 『考える力をつける哲学問題集 （ちくま学芸文庫）』 筑摩書房 2013年
『考える力をつける哲学問題集』は、前期から継続して使用する。
参考書 授業中に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(80%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 火曜日5時限目終了後 2号館11階古田研究室

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