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科目名 | 中国古典文学演習2 | ||||
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教員名 | 青木 隆 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | やさしい漢文をたくさん読んで、漢文訓読・書き下し文の仕組みを理解しよう |
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授業のねらい・到達目標 | 中国語中国文化学科の高校国語教員志望者には、漢文教育に強いことをアピールできるようになってもらいたい。そのために、以下の目標を掲げる。 ①学習漢和辞典の使用法に精通する。 ②平安文法と書き下し文法の違いを理解する。 ③漢文訓読文―書き下し文(旧かな旧漢字)―書き下し文(新かな新漢字)、この三者を相互に変換することができる。 ④やさしい漢文―漢文訓読文、この二者を往来することができる。 |
授業の方法 | ①プリントの課題を教室で実習する。②学生を指名して黒板に解答を書かせる。③教員による解説。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 漢文を漢文訓読法によって読む場合、とりわけ入門期において漢和辞典をどのように活用したらいいか知っていることが決定的に重要です。旧漢字と新漢字の違い、一つ一つの漢字の読み方、文語形・歴史的仮名遣い、送り仮名の文法と平安文法との違い、これらすべてを漢和辞典で確かめながら実習に取り組んでもらいます。事前学習はとくに必要ありません。一度習った事項は、再び出てきたときに出来るようにしっかり復習しよう。 |
授業計画 | |
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1 | 助詞の送り仮名(1)格助詞 |
2 | 助詞の送り仮名(2)接続助詞 |
3 | 助詞の送り仮名(3)係助詞・副助詞 |
4 | 助詞の送り仮名(4)終助詞・感投助詞 |
5 |
書き下し文(新かな新漢字)から漢文訓読文へ(演習) 「桃園の誓い」(『三国志演義』第一回より) |
6 |
書き下し文(新かな新漢字)から漢文訓読文へ(解説) 「桃園の誓い」(『三国志演義』第一回より) |
7 | 助動詞の送り仮名(1)未然形・連用形・終止形接続 |
8 | 助動詞の送り仮名(2)連体形・已然形接続 |
9 |
書き下し文(新かな新漢字)から漢文訓読文へ(演習) (「連環の計」『三国志演義』第八回より) |
10 |
書き下し文(新かな新漢字)から漢文訓読文へ(解説) (「連環の計」『三国志演義』第八回より) |
11 | 漢字の意味を送り仮名で補う補読 |
12 |
書き下し文(新かな新漢字)から漢文訓読文へ(解説) (「長坂橋の戦い―燕人張飛ここにあり」『三国志演義』第四二回より) |
13 |
書き下し文(新かな新漢字)から漢文訓読文へ(解説) (「長坂橋の戦い―燕人張飛ここにあり」『三国志演義』第四二回より) |
14 | 授業内試験および解説 |
15 | これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める |
その他 | |
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教科書 | 戸川芳郎・佐藤進・濱口富士雄 『全訳漢辞海』 三省堂 2017年 第四版 『漢辞海』第四版を携帯して教室に来ること。その他の漢和辞典の携帯は認めない。 |
参考書 | 高橋忠彦 『三国志で攻略!センター漢文12 (大学JUKEN新書)』 旺文社 2009年 古田島洋介 『これならわかる返り点―入門から応用まで (新典社選書)』 新典社 2009年 古田島洋介 『これならわかる漢文の送り仮名――入門から応用まで (新典社選書)』 新典社 2012年 この授業を構想する上で、参考にした書物を挙げました。漢文教育に関心のある学生に一読をすすめます。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(30%)、授業参画度(70%) |
オフィスアワー | 金曜5時限 中文学生閲覧室 |