中国学特別研究２

授業テーマ	書－臨模と創造ー
授業のねらい・到達目標	書・文字の変遷を辿りながら、実技・鑑賞等を通して、美的・規範的とされるいくつかの作品、及びそれに関連する歴史的・文化的事項について理解を深める。さらに、それらを基盤とし、毛筆・硬筆による書写力の向上を図るとともに各自の内的表現に結び付けるものとしたい。
授業の方法	実作を中心とするが、講義形式も取り入れる。毎回、書道道具・プリントを使用する。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	硬筆使用による課題（いわゆる実用書等）。

授業計画
1	ガイダンス（授業のテーマや到達目標および授業方法について説明する）
2	篆書①（甲骨文･金文･大篆･小篆に関する基礎知識を習得する）
3	篆書②（『泰山刻石』）
4	隷書①（『曹全碑』）
5	『泰山刻石』と『曹全碑』を毛筆で書す際、両作品間に見られる類似点、相違点について検討を行う。
6	行書①（『蘭亭序』）書簡①（縦書きの書簡文について、書式を中心に学習する）
7	行書②（『蘭亭序』）書簡②（封筒の表書き、裏書きについて、書式を中心に学習する）
8	小テスト（「書簡」に関すること〈予定〉）書簡③（正しく美しい楷書･行書の書き方を中心に学習する）
9	楷書①（『九成宮醴泉銘』）
10	楷書②（『九成宮醴泉銘』）
11	文房四宝、印泥に関する基礎知識について学習する。
12	俳句①（平安時代に書写された仮名文字の書き方について学習する）
13	俳句②（毛筆による自作俳句の表現を試みる）
14	俳句③（毛筆により自作俳句を表現し、清書する〈落款、含む〉）
15	フィードバック、及び総括

その他
教科書	使用しない。
参考書	授業中、適宜、紹介する。
成績評価の方法及び基準	授業内テスト(30%)、授業参画度(30%)、提出作品(40%)
オフィスアワー	本授業終了時。
備考	・受講希望者は第１回目に必ず出席のこと。・授業内試験を２回実施する。必ず受験のこと。