検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れて、検索してください。
科目名 | 地域研究2 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 矢ケ﨑 典隆 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | アメリカの移民・越境・地域変化 |
---|---|
授業のねらい・到達目標 | 本授業は、アメリカ合衆国について地理学の視点と方法を用いて考察することを目的とする。アメリカ先住民は多様な環境をどのように利用したのか。ヨーロッパからの移民と文化はアメリカの社会・経済・文化の形成にどのように作用してきたのか。アジアやラテンアメリカからの移民はアメリカの地域性の形成にどのように寄与してきたのか。本授業科目では、以上のような問題意識のもとで、アメリカの地域性と生活文化について、いくつかの事例を検討し、地理学的に考察する。こうした作業を通して、人や文化の移動と多様な地域について、ローカリゼーションとグローバリゼーションの枠組みで理解を深めることができる。 |
授業の方法 | 講義および事前に提示した課題について、教員の研究室で質疑応答等およびフィードバックを行う。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前学習として、教員の指示に従って、授業内容について事前に理解を深める。事後学習として、ノートを整理し、地図帳を使用して、授業で扱われた場所について確認する。また、課題レポートを執筆するための文献研究、考察、レポート執筆を行う。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
アメリカの地域研究と地理学―移民、越境、地域変化― [準備]教科書の第1章を読んでおくこと。 |
2 |
アメリカ先住民の世界とヨーロッパ文化圏の拡大、 [準備]地図帳で南北アメリカを確認し、大西洋を隔てた大陸の位置関係を理解しておくこと。 |
3 |
アメリカ合衆国の地域区分(自然環境と人社会現象の概観) [準備]教科書の第2章を読んでおくこと。 |
4 |
大西洋岸地域:ヨーロッパ系移民とアメリカ型農業様式の誕生、メガロポリスの形成 [準備]教科書の第3章を読んでおくこと。 |
5 |
南部:プランテーション地域からサンベルトへ [準備]教科書の第4章を読んでおくこと。 |
6 |
中西部1:シカゴの発展と移民社会 [準備]教科書の第5章を読んでおくこと |
7 |
中西部2:混合農業地域の形成と移民 [準備]教科書の第6章を読んでおくこと。 |
8 |
グレートプレーンズ1:アメリカ大砂漠から世界の食料庫へ [準備]地図帳でグレートプレーンズの位置を確認しておくこと。 |
9 |
グレートプレーンズ2:大平原の人口動態と移民 [準備]教科書の第7章を読んでおくこと |
10 |
西部山岳地域:西部開発、灌漑、移民 [準備]教科書の第8章を読んでおくこと。 |
11 |
太平洋岸地域1:ニュースペインの辺境からアメリカの理想郷へ [準備]教科書の第10章を読んでおくこと。 |
12 |
太平洋岸地域2:ロサンゼルスの多民族社会 [準備]教科書の第9章を読んでおくこと。 |
13 |
学習内容の整理と確認、授業内テストと解説 [準備]今学期の学習を振り返って、学習した内容を整理しておくこと。 |
14 |
文献研究、および事前に指定した課題について、研究室で質疑応答等およびフィードバックを行う。 [準備]選択した課題テーマについて理解を深めること。 |
15 |
アメリカのラテンアメリカ化とアジア化、まとめ [準備]教科書の第11章を読んでおくこと。 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 矢ケ崎典隆 『移民社会アメリカの記憶と継承』 学文社 2018年 第1版 |
参考書 | 矢ケ崎典隆・斎藤功・菅野峰明 『アメリカ大平原―食糧基地の形成と持続性― (日本地理学会海外地域研究叢書)』 古今書院 2006年 矢ケ崎典隆 『食と農のアメリカ地誌』 東京学芸大学出版会 2010年 矢ケ崎典隆・山下清海・加賀美雅弘 『グローバリゼーション 縮小する世界 (シリーズ地誌トピックス1)』 朝倉書店 2018年 第1版 矢ケ崎典隆・菊地俊夫・丸山浩明 『ローカリゼーション 地域へのこだわり (シリーズ地誌トピックス2)』 朝倉書店 2018年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(20%) |
オフィスアワー | 水曜日12:30~13:30 木曜日16:30~17:00 8号館5階A507 |