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西洋史特講3

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科目名 西洋史特講3
教員名 坂口 明
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ ローマ帝政の成立と属州の都市化
授業のねらい・到達目標 内乱期の権力闘争を制したオクタウィアヌスは、共和政の形を残しながらも、事実上の帝政を確立していく。この過程を法制的、社会的に検証する。さらに彼の死後、帝権が彼にかかわる家系によって継承され発展していく過程をたどり、「ローマ帝国」というもののありかたを考察する。また、この時代に進行した属州の都市化の実態を明らかにする。
授業の方法 講述により進める。史料と図版をプリントして配布し、史料に基づく理解を得られるようする。また、DVDなども使用して理解を深める一助とする。
事前学修・事後学修,授業計画コメント ローマ史に関する概説書(市販の『世界の歴史』といったシリーズにはいっているものでもOK)を読んでおけば、より理解が深まる。また、講義の中で触れられたテーマのなかで興味を持ったものについての専門書を読むことによって、自分の研究の方向を模索する。
授業計画
1 導入 背景説明(共和政末期のローマ)
2 アウグストゥスの権力確立(1)法制的側面
3 アウグストゥスの権力確立(2)auctoritas
4 アウグストゥスの体制への社会的支持
5 アウグストゥスの政策(1)国家機構
6 アウグストゥスの政策(2)財政・社会・宗教
7 アウグストゥスの権力の継承
8 ユリウス・クラウディウス朝(1)ティベリウス、カリグラ、クラウディウス
9 ユリウス・クラウディウス朝(2)クラウディウス(続き)、ネロ
10 ユリウス・クラウディウス朝(3)ネロ(続き)
11 ユリウス・クラウディウス朝(4)内政と外交
12 属州の都市化と属州民(1)ローマ都市
13 属州の都市化と属州民(2)都市成立の道筋と都市化の実態
14 属州の都市化と属州民(3)都市社会と生活
15 到達度の確認テスト、まとめ、質疑
その他
参考書 授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(100%)
オフィスアワー 授業終了後

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