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科目名 | 西洋史概説1 | ||||
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教員名 | 林 亮 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 前近代ヨーロッパの歴史 |
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授業のねらい・到達目標 | 「帝国」というテーマを軸に古代・中世を中心とした西洋の歴史を概観することで、EUに代表される「ヨーロッパ」という社会の成り立ちについて学修します。現代のフランスやドイツといった国家の生まれる以前のヨーロッパが、「帝国」という世界観、枠組みで成り立っていたことを学修し、何故ヨーロッパが現代に至るまでひとつの社会の単位として存続しているのかを理解します。これらの学修により、ヨーロッパ全体の大きな歴史の流れを把握し、現在のヨーロッパ各国およびEU全体に関わる諸問題への理解が深まります。 |
授業の方法 | 講義形式で行います。毎回、配布プリントをもとに教科書の指定した範囲の理解を確認しながら、当該回のテーマに沿ってより深く考察します。原則として板書は行いませんので、教員の話す内容を主体的にメモに取る姿勢が必須となります。 第6回目の授業で小テスト、第14回目の授業でまとめのテストを行います。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業は、ある程度の年代、人名、用語といった知識を持っている前提をもとに、それらのより深い背景などを検討することを中心とします。従って、指定の教科書をよく読んで授業に臨んでください(事前学修)。 また、毎回の授業内容を自分なりに整理しまとめる作業が必要になります(事後学修)。 なお、受講者の人数とその理解度に応じて、授業計画を若干変更することがあります。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業の進め方や事前学修・事後学修の方法について、評価の方針について説明します ●事前学修:シラバスを一通り読んでおくこと |
2 |
古代地中海世界1:ギリシア世界、ヘレニズム時代の概要 ~古典古代史のうち、ギリシアおよびヘレニズム時代の大きな流れと出来事の概要の確認 ●事前学修:第1回授業で指示します |
3 |
古代地中海世界2:古代ローマ時代の概要 ~古典古代史のうち、ローマ時代の大きな流れと出来事の概要の確認 ●事前学修:第2回授業で指示します |
4 |
古代地中海世界3:古代末期の概要 ~古典古代史のうち、主に3~8世紀の地中海世界の再構築に関する概要の確認 ●事前学修:第3回授業で指示します |
5 |
古代地中海世界4:テーマ学修 ~“アテネ帝国”、ローマ帝国における皇帝権力(インペリウム)について ●事前学修:第4回授業で指示します |
6 |
中世1:中世前期の概要 ~フランク王国とその後の仏、独誕生に至る歴史の大きな流れと出来事の概要の確認 ※授業内容の理解の確認として小テストを行います ●事前学修:第5回授業で指示します |
7 |
中世2:中世社会の概要 ~中世封建制度や中世農村社会・都市の概要、および十字軍の概略の確認 ※第6回授業で行った小テストの講評を行います ●事前学修:第6回授業で指示します |
8 |
中世3:中世盛期の概要 ~神聖ローマ帝国(ドイツ)を軸とした中世西欧社会における歴史的展開の概要の確認 ●事前学修:第7回授業で指示します |
9 |
中世4:中世後期の概要 ~大空位時代から金印勅書といった神聖ローマ帝国の体制変化に至る概要の確認 ●事前学修:第8回授業で指示します |
10 |
中世5:テーマ学修 ~中世における皇帝権と教皇権、一番偉いのは誰か、について ●事前学修:第9回授業で指示します |
11 |
近世1:近世初期の概要 ~15世紀以降のルネサンス期ヨーロッパの社会体制に至る歴史の大きな流れと出来事の概要の確認 ●事前学修:第10回授業で指示します |
12 |
近世2:宗教改革の概要 ~宗教改革の展開とプロテスタント諸派の誕生に至る歴史の大きな流れと出来事の概要の確認 ●事前学修:第11回授業で指示します |
13 |
近世3:テーマ学修 ~ハプスブルク家、中世普遍世界から国際関係の世界への転換、について ●事前学修:第12回授業で指示します |
14 |
要点の確認:テストと解説 ●事前学修:第13回までの授業内容を復習して要点を整理しておいて下さい |
15 |
授業のまとめ:全授業のまとめと補足を行います ●事前学修:第14回までの授業内容を復習して要点を整理しておいて下さい |
その他 | |
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教科書 | 福井憲彦ほか 『世界史B(世B308)』 東京書籍 2018年 授業はこの教科書の基本的な事項を把握している前提で行います。毎回指定する箇所を必ず熟読して、次回の授業に参加してください。なお、授業では、毎回プリントを配布します。 |
参考書 | 適宜、授業で紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(60%)、授業参画度(40%) 第6回目授業で行う小テストは途中経過の理解度を把握するために行うので、結果が悪くても成績評価へのペナルティとはなりません。 授業参画度では事前学修や事後学修を含めた積極的な取り組みの度合いによって評価します。 |
オフィスアワー | 授業後、教室にて |
備考 | 後学期に西洋史概説2(高草木邦人)を受講することが望ましい。 |