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数学研究2

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科目名 数学研究2
教員名 田中 周二
単位数    4 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 数学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ Rを用いたデータ解析と確率モデルについてセミナーを行う
授業のねらい・到達目標 前期に学んだ「保険数理における予測モデリングの応用」の知識を生かして医療・介護・人口・保険などの問題に適用して、それぞれオリジナルな確率統計モデルを段階を踏んで完成させ、最終的には卒業論文に仕上げる
授業の方法 前期に学んだ数理統計と確率モデルのさまざまな手法についてより深く専門的に追及し、結果をセミナーの場で発表する
履修条件 数学科の内規による
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学修:学生は口頭発表する場合には予習を行いノートを準備すること
事後学修:ゼミナールで出された演習問題を解いて来ること また自分用のノートを作成すること
授業計画コメント:数学研究2では卒業論文に焦点を当て、卒論に必要な知識とスキルを身につけつつ実際に論文の作成作業を行う
授業計画
1 オリエンテーション; 人口統計・健康/介護データ解析の文献を紹介し、それぞれの分担を決める
2 確率統計モデルの構想(フェイズ1)
死亡率モデルの文献紹介とRによる分析
3 確率統計モデルの構想(フェイズ1)
出生率モデルの文献紹介とRによる分析
4 確率統計モデルの構想(フェイズ1)
介護状態モデルの文献紹介とRによる分析
5 確率統計モデルの構想(フェイズ1)
罹患率モデルの文献紹介とRによる分析
6 確率統計モデルの構想(フェイズ2)
死亡率モデルの検討
7 確率統計モデルの構想(フェイズ2)
出生率モデルの検討
8 確率統計モデルの構想(フェイズ2)
介護状態モデルの検討
9 確率統計モデルの構想(フェイズ2)
罹患率モデルの検討
10 論文の構想発表(1)
11 論文の構想発表(2)
12 論文作成作業(3)
13 論文作成作業(4)
14 課題の発表会と総括
完成した論文の内容を口頭発表する
15 振り返り
卒論作業にあたって反省点を話し合う
その他
教科書 Editors: Edward W. Frees, Glenn Meyers, Richard A. Derrig 『保険数理における予測モデリングの応用I (International Series on Actuarial Science)』 Cambrige University Press,日本アクチュアリー会 2017年
3年次の確率過程論とやさしいRの統計データ分析手法を学ぶことにより、自分で簡単な確率モデルを作ってみるという経験ができるようになることを目指す
参考書 藤澤洋徳 『確率と統計 (現代基礎数学シリーズ13)』 朝倉書店 2006年 第1版
久保拓弥 『データ解析のための統計モデリング入門――一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC ( 確率と情報の科学)』 岩波書店 2012年
中澤 港 『Rによる統計分析の基礎』 ピアソンエデュケーション
数理統計学の理論上の知識の不足を補うためには好著
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(60%)
セミナーにおいて発表の順番に当たったら必ず予習をして自分の言葉で説明できるようにする
また与えられた課題を着実に解決してゆくことにより実力がレベルアップしているかを見る
オフィスアワー 火曜日の2時半から4時半あるいは木曜日の第3限は研究室にいることが多い。

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