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上代文学特殊講義3

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科目名 上代文学特殊講義3
教員名 梶川 信行
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 『古事記』を注釈する
授業のねらい・到達目標 古典研究にとって、注釈とはその基礎的作業であり、結論である。一語一語厳密に考えることを通して、作品を細部まできちんと理解できるばかりでなく、その全体像も見えて来る。また、注釈という作業によって問題点を見つけることができるので、そこから論文が生まれることも多い。一方、論文を執筆することによって、全体像を理解するための注釈に生まれ変わることにも繋がる。すなわち、注釈と論文執筆という往復運動は、作品をより深く理解するための効果的な方法である。この授業では、『古事記』上巻の注釈を進める。その作業は、古典研究の基礎を身につけることにも繋がるものと思われる。
授業の方法 受講者には毎時間、少しずつ注釈の原案を与えるので、それに基づいて、自分なり調べて来る。より充実した注釈を創り上げて行くことを通して、『古事記』という作品に対する理解を深めるとともに、研究の基本を身につける。
受講生の人数に応じて、運営方法や授業内容等に変更が必要となる場合もある。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 教材はその都度用意する。
授業計画
1 ガイダンス 注釈とは何か
2 天地初発
3 神世七代
4 おのごろ島
5 キミ二神の結婚
6 国生み
7 神生み
8 カグツチの神避り
9 火神被殺
10 黄泉国
11 黄泉比良坂
12 禊祓
13 三貴子の誕生
14 三貴子の分治
15 誓約・まとめ
その他
教科書 神野志隆光・山口佳紀 『古事記 (新編日本古典文学全集)』 小学館 1994年
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 月・木・金

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