文理学部シラバスTOP > 大学院博士前期課程 > 国文学専攻 > 上代文学特殊研究2
日本大学ロゴ

上代文学特殊研究2

このページを印刷する

科目名 上代文学特殊研究2
教員名 遠山 美都男
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 上代人物伝の講読と研究
授業のねらい・到達目標 古代国家の手で編纂された『日本書紀』とは別に編まれた人物伝群。それらの構成と意図、もとになった資料について考える。今回は聖徳太子の伝記『上宮聖徳法王帝説』(以下「法王帝説」)と藤原鎌足の生涯を描いた『家伝』上(以下「鎌足伝」)を取り上げ、『日本書紀』の該当箇所とも比較を試みたい。
授業の方法 受講生諸君と毎回少しずつ読みすすめ、研究上の問題点を指摘・解説し、質疑応答の中で調査・検討すべき課題があれば、そのつど当番を決めて発表に取り組んでもらう。
「鎌足伝」についてはプリントを配布する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業時に通知する。
授業計画
1 ガイダンス(参考文献の紹介、調査・研究の方法など)
2 「法王帝説」の講読と研究(1)太子の系譜(その1)
3 「法王帝説」の講読と研究(2)太子の系譜(その2)
4 「法王帝説」の講読と研究(3)太子の事績(その1)
5 「法王帝説」の講読と研究(4)太子の事績(その2)
6 「法王帝説」の講読と研究(5)太子関係の古史料(その1)
7 「法王帝説」の講読と研究(6)太子関係の古史料(その2)
8 「鎌足伝」の講読と研究(1)誕生と青年期
9 「鎌足伝」の講読と研究(2)王室衰微を嘆く
10 「鎌足伝」の講読と研究(3)入鹿暗殺
11 「鎌足伝」の講読と研究(4)大錦冠を拝す
12 「鎌足伝」の講読と研究(5)海表の政
13 「鎌足伝」の講読と研究(6)律令の刊定
14 「鎌足伝」の講読と研究(7)藤原朝臣を賜わる
15 まとめ
その他
教科書 東野治之[校注] 『上宮聖徳法王帝説』 岩波書店 2013年
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、授業参画度(50%)
出欠状況や授業中の発言・発表、取り組み方などにより総合的に判断する
オフィスアワー 授業終了後

このページのトップ