実証・応用特殊研究Ⅱ

平成28年度以降入学者	実証・応用特殊研究Ⅱ
教員名	立道　信吾
単位数	2	学年	3	開講区分	文理学部
科目群	社会学科
学期	後期	履修区分	選択

授業テーマ	就職活動の社会学
授業のねらい・到達目標	就職活動の最近の実態について、産業社会学の観点から分析を加えていく。企業の採用選考の実態や様々な就活に関する現象の意味を理解することで、各自の就職活動を成功させる一助とする。授業では企業の人事労務管理に関する基本的な知識が修得できるため、就職した後の自身の働き方についての評価基準を知ることが出来る｡
授業の方法	パワーポイントの映写を行いながら講義形式で進める。必要に応じて参考資料を配布するが、パワーポイントのスライドをすべて印刷して配布するわけではないので、毎回の授業ではきちんとノートをとってほしい。ノートを取らないと試験には合格できない授業である。授業に関連のない行為（私語、スマホの操作等）をみつけた場合、その場でノートを点検し、授業内容がきちんと書かれていない場合は、退席を命じ、以降履修を認めないので厳重に注意すること。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	①授業の一部は、日本の近現代史に沿って展開されるため、授業内容と関係のある歴史については、自習しておくこと。 ②普段聞き慣れない人事労務管理の用語が毎回登場するので、授業中に分からなかった単語については、インターネットや人事労務管理に関する辞典などを参照し、授業中にとったノートの補完作業を行うこと。

授業計画
1	ガイダンス　就職活動の社会学とは
2	戦前における日本型雇用システムの形成過程　新規学卒者の定期採用の歴史
3	現代日本の大学生の就職活動の実態と問題点
4	面接とは何か　企業はどこを見て評価しているのか？
5	なぜ適性検査対策が重要なのか？　適性検査が重視される背景と意味
6	企業の選考プロセスの実態
7	良いESとは何か？　選考全体におけるESの意味とは何か？
8	就活と嘘　立道ゼミが実施した就活実態調査の結果から
9	就活の軸とは何か？　立道ゼミが実施した就活実態調査の結果から
10	悪徳？就活塾とは何か？　就活ビジネス登場の背景と意味
11	どのように業界や企業を絞るべきか　就活戦略の重要性
12	就活における女性差別は残存するか
13	選考スケジュールの変更問題　学業は優先されたのか？
14	授業内試験と振り返り
15	まとめ　就活から現代日本の資本主義社会を考える

その他
教科書	なし
成績評価の方法及び基準	試験(70%)、授業参画度(30%)
オフィスアワー	毎週火曜日の4時限目に研究室で対応します。その他必要があれば、授業の空き時間に対応します。なお、原則としてe-mailで予約を取って下さい。
備考	受講生の中には、聴覚や視覚に障がいのある人が含まれる場合があります。したがって、小さな声であっても、授業の妨げになる場合もあります。そのような行為（私語等）を行った者に対しては、注意を与えたり、場合によっては退席を促します。マナーを守って他の受講者の迷惑にならないように心がけて受講できる者のみに受講を許可します。