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科目名 | 国際情勢1 | ||||
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教員名 | 六辻 彰二 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 現代において、国際関係はこれまでになく複雑化している。本講義では、政治と経済の両面から、現代の国際関係の成り立ちをみていく。その際、国際政治学の基本的な視座を提示したうえで、金本位制、ブレトンウッズ体制、GATT/WTO体制など、国際経済体制の構築の背景にある国際政治の力学と構造について、第一次世界大戦から現代にいたるまでを解説する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 国際政治の基本的な理論について理解する。 政治と経済の結びつきについて、国家間、各国内のそれぞれの次元で理解する。 |
授業の方法 | パワーポイントを用いた講義を行う。講義資料は毎回Blackboardから各自でプリントアウトして持参してもらうスタイルをとる。また、3回の小テストを行い、授業内容の理解を確認する。主体的な取り組みが求められる。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | テキストの次回講義内容の部分を読んでおくこと。 事前にBlackboardで講義資料を配布するので、目を通しておくこと。授業後、できるだけ早いタイミングで講義資料を読み直すこと。 国内ニュースだけでなく、ロイター通信、AFP通信、CNNなどのウェブサイト(日本語あり)で国際ニュースを随時チェックしておくと、講義内容を把握しやすい。 |
授業計画 | |
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1 | 導入:全体のガイダンスをして、次回以降に備える。 |
2 | リアリズムとリベラリズム:国際政治学の二大潮流であるリアリズムとリベラリズムの概要を解説する。[準備]テキスト第1章1-2節 |
3 | 諸理論の関係:リアリズムとリベラリズムに加えて、その他の理論の相互関係を解説する。[準備]テキスト第1章3-5節 |
4 | 国際経済体制の成立(1)世界恐慌まで:グローバル化の源流が生まれた20世紀初頭の経済状況を踏まえて、経済危機における国家の役割について解説する。[準備]テキスト第2章1-3節 |
5 | 国際経済体制の成立(2)第二次世界大戦:第二次世界大戦を国家間の経済の観点から考える。[準備]テキスト第2章4-5節 |
6 | 冷戦期の国際政治経済(1)戦後の西側経済体制:第二次世界大戦後に西側先進国の間で生まれた経済体制を、安全保障との関係で解説する。[準備]テキスト第3章1-4節 |
7 | 冷戦期の国際政治経済(2)植民地解放と経済秩序の変動:植民地の独立が、米国および西側先進国の圧倒的な力にもたらした揺らぎと、冷戦末期の経済対立について解説する。[準備]テキスト第3章5-6節 |
8 | 自由貿易体制をめぐる政治対立(1)自由貿易をめぐる国家間対立:GATT/WTO体制のもとでの自由貿易をめぐる対立軸について解説する。[準備]テキスト第5章1-2節 |
9 | 自由貿易体制をめぐる政治対立(2)保護貿易と国内政治:対外政策決定に関する理論を紹介したうえで、自由貿易をめぐる対立を考える。[準備]テキスト第5章3-4節 |
10 | 金融のグローバル化(1)グローバル金融の制度と規範:グローバル金融レジームの構造と、その政治的背景について解説する。[準備]テキスト第6章1-3節 |
11 | 金融のグローバル化(2)グローバル金融がもたらす危機:アジア通貨危機などを取り上げ、金融危機の構図と国家の機能について解説する。[準備]テキスト第6章4-5節 |
12 | 安全保障と経済(1)政治的な力としての経済:石油危機を取り上げ、経済安全保障と経済制裁を解説する。[準備]テキスト第4章1-3節 |
13 | 到達度の確認 |
14 | 安全保障と経済(2)経済政策と安全保障:軍事産業の振興の観点から、安全保障を考える。[準備]テキスト第4章4-5節 |
15 | 試験内容の解説とまとめ |
その他 | |
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教科書 | 野林 健・大芝 亮・納谷政嗣・山田 敦・長尾 悟 『国際政治経済学・入門』 有斐閣 2007年 第3版 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、Blackboradを通じた3回の小テスト(30%) |
オフィスアワー | 授業後に質問を受け付ける他、メールでの問い合わせに応じる。s.mutsuji@gmail.com |