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古文書・古記録学3

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科目名 古文書・古記録学3
教員名 小川 雄
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 『徳川実紀』の基礎構造
授業のねらい・到達目標 『徳川実紀』は徳川将軍家(江戸幕府)に関する基礎史料であり、研究書や論文でも頻繁に引用される。そして、『徳川実紀』の信頼性は、多くの記録を参照して編纂され、ひとつひとつの記事について、その典拠を示していることによって担保されている。本講義では、『徳川実紀』の各記事とその典拠を対照させながら、古記録の成立や利用のあり方を学習していく。
授業の方法 『徳川実紀』とその典拠をサンプルとして、活字史料と未翻刻史料(崩し字)を読解していく。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 活字化されていない記録も取り上げるため、『くずし字用例辞典』(東京堂出版)などを用いて、書き取りをおこない、崩し字に慣れておくことが望ましい。なお、授業計画を変更する場合もある。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
2 『徳川実紀』の構成
3 『徳川実紀』と『江戸幕府日記』
4 『江戸幕府日記』以前の記録類①(『当代記』と『御年譜』)
5 『江戸幕府日記』以前の記録類②(『駿府記』と『駿府政事録』)
6 『江戸幕府日記』以前の記録類③(『本光国師日記』と『異国日記』)
7 『江戸幕府日記』と他記録の複合記事
8 人事・卒伝の典拠①(『寛永諸家系図伝』と『寛政重修諸家譜』)
9 人事・卒伝の典拠②(『寛永諸家系図伝』と『寛政重修諸家譜』)
10 『江戸幕府日記』を読む①(日常記録)
11 『江戸幕府日記』を読む②(日常記録)
12 『江戸幕府日記』を読む③(重大事件)
13 『江戸幕府日記』を読む④(重大事件)
14 授業内試験と解説
15 これまでの復習・解説をおこない、授業の理解を深める。
その他
教科書 各回に授業用テキストを配布する。
参考書 『くずし字用例辞典』(東京堂出版)
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、授業参画度(30%)
授業参画度については、レポートなどによって判断する。
オフィスアワー 授業終了後

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