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科目名 | 研究ゼミ2 | ||||
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教員名 | 渡邉 登紀 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 中国の古典詩歌を読む。『文選』に収載される詩歌をテクストに原典講読を行う。 |
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授業のねらい・到達目標 | 詩歌を中心とした中国古典文学を読み、中国古典文学を支える普遍性と固有性についての理解を深めることを目標とします。ここで言う「読む」というのは、ただ字を眺めるということではありません。詩歌を構成する語の一つ一つを丹念に拾い上げ、他の文献などを参照しながら「読む」のです。主体的に「読む」という訓練によって、読解力・リサーチスキルを鍛えましょう。そして何より、温故知新の楽しさを学びましょう。 |
授業の方法 | テキストは胡刻本『文選』を使用して(『文選』には全訳が2種類あるほか、抄訳も数種存在するので適宜参照すること)、各自によるリサーチ、レジュメの作成、報告、ディスカッションを行います。 『文選』に収められている作品の読解にあたっては、それぞれの作品に付随する注釈(『文選』の伝統的注釈である李善注)の読解を行い、伝統的解釈を踏まえたうえで、新しい解釈の可能性を求めて、「工具書」を運用してリサーチを行います。他者の意見に耳を傾けながら、自身の解釈を実証していきましょう。 |
履修条件 | 自主創造の基礎1・2および中国学入門1~4の単位を修得していること。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前学修:全釈漢文大系『文選』(集英社)、新釈漢文大系『文選』(明治書院)、世界文学大系『文選』(筑摩書房)の3種の訳注本にはいずれも目を通しておくこと。 事後学修:ゼミで読み進めたテクストについて、新たな研究の材料がないか検討しておくこと。 授業計画コメント:研究のため、下記の授業計画通りに進むとは限らない。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(テクストの説明・レジュメの作成方法など) [準備]シラバスを熟読しておくこと |
2 |
レポート・論文の書き方―文献検索と資料収集 [準備]ガイダンス時に配布する資料を読み、内容を確認しておくこと |
3 |
レポート・論文の書き方―論の組み立て方と引用の方法 [準備]ガイダンス時に配布する資料を読み、内容を確認しておくこと |
4 |
原文の講読と内容の把握―宋玉「神女賦」(楚襄王與宋玉~復見所夢) 【準備】テクストを訳し、李善が注に引く原典を確認しておくこと |
5 |
原文の講読と内容の把握―宋玉「神女賦」(王曰状如何也~玉曰唯唯) 【準備】テクストを訳し、李善が注に引く原典を確認しておくこと |
6 |
原文の講読と内容の把握―宋玉「神女賦」(夫何神女之姣麗~玉覧其状) 【準備】テクストを訳し、李善が注に引く原典を確認しておくこと |
7 |
原文の講読と内容の把握―宋玉「神女賦」(望余帷而延視~曾不可乎犯干) 【準備】テクストを訳し、李善が注に引く原典を確認しておくこと |
8 |
中間発表1 用例を集めて作成した注釈をもとに、テクストの解釈を示す 【準備】工具書を用いて、自ら注釈を作成すること |
9 |
中間発表2 用例を集めて作成した注釈をもとに、テクストの解釈を示す 【準備】工具書を用いて、自ら注釈を作成すること |
10 |
原文の講読と内容の把握―宋玉「神女賦」(於是揺珮飾~求之至曙) 【準備】テクストを訳し、李善が注に引く原典を確認しておくこと |
11 |
原文の講読と内容の把握―宋玉「高唐賦」と「神女賦」の比較考察 【準備】これまでの学習内容をもとに両者の相違点をまとめておくこと |
12 |
原文の講読と内容の把握―宋玉「高唐賦」と「神女賦」の比較考察 【準備】これまでの学習内容をもとに両者の相違点をまとめておくこと |
13 |
中間発表3 各自の研究テーマと研究の現状を発表 【準備】発表に向けて、レジュメを用意しておくこと |
14 |
中間発表4 各自の研究テーマと研究の現状を発表 【準備】発表に向けて、レジュメを用意しておくこと |
15 |
中間発表5 各自の研究テーマと研究の現状を発表 【準備】発表に向けて、レジュメを用意しておくこと |
その他 | |
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成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(100%) |
オフィスアワー | 月曜日3時限目。事前のアポイントメントが望ましい。 |