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科目名 | 教育制度論(教育学科専門科目) | ||||
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教員名 | 北野 秋男 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 日本社会と教育制度の発展を考える |
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授業のねらい・到達目標 | 本講義は、戦後から現代までの日本社会と教育制度の発展を具体的な問題を通じて検討したいと思う。とりわけ、日本の政治・経済・文化、福祉などの分野と教育の関係性を学びながら、戦後の教育理念や教育制度がどのように発展し、変容したかを検討する。具体的な題材は、政治・経済的な枠組みと教育における「平等or不平等」「中央集権or地方分権」「機会均等or競争」などであり、国や地方の政治・経済・文化、福祉などのあり方と教育問題を検討することである。こうした問題を通して、我が国の学校制度、教育行政・制度の基本を学びながら、今、何が日本社会の問題となっているかを検討する。また、レポート課題を課すが、そのテーマは教師を取り巻く現状と課題であり、グループ討論なども行いながら実施する。 |
授業の方法 | 我が国の戦後から現代までの日本社会と教育制度の発展を具体的な問題を通取り上げ、まずは社会的な背景や理念、ならびに実態を講義し、その後にメリット・デメリットをとう考え、今後の教育の在り方を検討する。欧米の教育制度とも比較しながら、学校制度・教育制度の基本的な問題を検討する。授業の形態は、最初に資料を読み、次に解説し、討論を行う。討論「教育の市場化に賛成か反対か」「日本の学校のどこが問題か」を予定する。受講学生の自由で独創的な意見を求めたい。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | テキストを十分に読むこと。授業時間内に課題を与え、発表やレポートを提出してもらう。このレポートは、授業内の学習活動として評価する。レポートの課題は、授業内で指示するが、参加学生が自由にトピックを一つ選んでレポートを書く。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス、授業計画、授業方法、評価方法など |
2 | 欧米社会の発展と公教育制度(民主主義・資本主義・国家主義との関係性) |
3 | 欧米の新自由主義と日本の違い(教育制度の違いは何か) |
4 | 現代の能力観と学校の制度(学校選択制度・教育特区・中高一貫校・飛び入学など) |
5 | グループ討論「教師を取り巻く現状と課題」 |
6 | 日本の教室文化と教員文化-歴史的視点も入れてー |
7 | 国民の選択権(私立学校の発展と公教育内の選択) |
8 | 戦後の日本社会の発展と教育制度(年表の作成) |
9 | グループ討論「教師を取り巻く問題点の改善策」 |
10 | 地方自治と地方教育行政の原理と特色(教育委員会の組織と役割) |
11 | 情報公開制度とジェンダー問題における教育 |
12 | 近年の教育制度改革の動向(中央・地方の教育改革の動向)・レポートの提出 |
13 | 授業内試験と試験の解説・振り返り |
14 | 課題への質問と面接 |
15 | 授業の総括・テスト返却と今後の学習への留意点 |
その他 | |
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教科書 | 北野秋男 『教育学へのアプローチ~教育と社会を考える18の課題~』 啓明出版 2017年 第1版 教科書は購入すること。試験は教科書参照可とする。 |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(30%)、授業内テスト(50%) 上記の内容で、総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 授業の開始前と開始後に実施する。メールアドレス:kitano@chs.nihon-u.ac.jp |