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科目名 | 家族社会学2 | ||||
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教員名 | 久保田 裕之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 家族社会学の研究計画(発展編) |
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授業のねらい・到達目標 | この授業では、家族社会学的な研究テーマを立てて、関連する文献を講読し、家族社会学的な調査研究計画書の立案ができるようになることを目的とする。 |
授業の方法 | 具体的には、4人程度のグループをつくり、現代の家族を巡る研究テーマを策定したうえで、関連する文献を分担して講読、共有しながらテーマにちする理解を深めていく。受講者は、毎回テーマに関する理論的・実証的な課題論文(10頁程度の短いもの)について、学生が作成してきた文献ノートをもとにグループ・ディスカッションを行うとともに、講義形式で課題論文についての解説と批判的な検討を行うことを通じて、論文読解の方法を学ぶ。最終的に、グループで選択したテーマの中から、各自が異なる切り口から調査計画を立案し、調査計画書(A4で2-4頁)を執筆する。 |
履修条件 | 原則として、「現代家族論(旧・生活構造論)」「社会学応用講義Ⅰ(旧・社会史2)」「家族社会学1」を履修していること。あくまで原則なので、他学科やカリキュラム改訂、授業時間の重複などで履修条件を満たせない場合は、遠慮なく相談にくること。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 受講生は毎回、グループで作成した文献リストに従って、課題論文を取り寄せ、簡単な「文献ノート」(A4で1-2頁)を作成してから講義に参加する。学術論文のダウンロードの仕方、効率的な読解の仕方、「文献ノート」の作り方については、初回のガイダンスで詳しく解説する。 |
授業計画 | |
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1 | 授業ガイダンス/「家族社会学1」レポート総評/グループ決め |
2 | グループのテーマ決め/文献リストの作成 |
3 | テーマに関する文献の講読と報告(1):概説的な文献・入門書 |
4 | テーマに関する文献の講読と報告(2):概論的な文献・教科書 |
5 | テーマに関する文献の講読と報告(3):テーマを学問分野のなかに位置づける |
6 | テーマに関する文献の講読と報告(4):テーマの中の問題設定をさぐる |
7 | テーマに関する文献の講読と報告(5):計量論文を読む① |
8 | テーマに関する文献の講読と報告(6):計量論文を読む② |
9 | テーマに関する文献の講読と報告(7):計量論文を読む① |
10 | テーマに関する文献の講読と報告(8):計量論文を読む② |
11 | 研究計画書の中間報告 |
12 | 研究計画書についての意見交換:グループ内部で |
13 | 研究計画書についての意見交換:グループ間で |
14 | 第2回目から第13回目までの講義内容について質疑応答を行う |
15 | まとめ:現代の家族をめぐる社会学的課題 |
その他 | |
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教科書 | 野々山久也編 『論点ハンドブック 家族社会学』 世界思想社 2009年 教科書は毎回講義の中で用いるわけではないが、遅くとも2回目の授業までには入手し、毎回割り当てられた箇所を読んで復習に役立てること(該当箇所は授業の中で指示する)。もちろん、期末レポートの参考文献に用いてもかまわない。ネットなどで古本を購入してもよいが、その場合は版の新しさに注意すること。 |
参考書 | 野々山久也・清水浩昭編 『家族社会学の分析視角――社会学的アプローチの応用と課題』 ミネルヴァ書房 2001年 山田昌弘編 『家族本40――歴史をたどることで危機の本質が見えてくる』 平凡社 2001年 戸田山和久 『新版 論文の教室』 NHK出版会 2012年 家族社会学の歴史とアプローチの多様性を知るために、3冊を挙げておく。購入しておく必要はないが、期末レポート作成のために役立てて欲しい。また、論文の書き方についての教科書も挙げておくので、持っていない受講生はこの機会に購入しておくこと。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(55%)、授業参画度(45%) 学期末に提出する研究計画書(55%)、および、毎回の文献ノートを含む授業参画(45%)をもとに総合的に評価する。詳細は初回の授業ガイダンスで確認すること。 |
オフィスアワー | 授業期間中の水曜昼休み 本館4階久保田研究室(407) hkubota@chs.nihon-u.ac.jp |