文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 英文学科 > 英米文学演習2(2年生用)
日本大学ロゴ

英米文学演習2(2年生用)

このページを印刷する

平成28年度以降入学者 英米文学演習2(2年生用)
平成27年度以前入学者 英米文学基礎演習2
教員名 當麻 一太郎
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ ホーソーン文学の一端を学ぶ
授業のねらい・到達目標 ナサニエル・ホーソーンの短編には表現、技法、構成など多くの点で天衣無縫と称すべき秀逸な作品が少なくない。ホーソーン文学のレトリックの学習および作品の徹底した読解訓練をとおして、彼特有の巧妙な描写法や主題などを幅広く眺め、多面的にものごとを考えられるようになる。
授業の方法 演習形式、とくに文章分析を試みる。また、作家の精神的成長の跡を克明に調べたり、その創作動機を徹底的に分析したりする。作家の生み出された歴史的事情や思潮の流れも検討する。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント この作品を理解するのに手助けとなる内容を記したプリントを配付するので、テキストおよびプリントの内容を読み、求められている必要な事柄を検討しておくこと。再検討も重要。
授業計画
1 本作品の時代背景
2 精読と議論(1)、ゴシック・ロマンス(イギリス)
3 精読と議論(2)、ゴシック・ロマンス(アメリカ)
4 精読と議論(3)、ユートピア文学
5 精読と議論(4)、本作品と短編「ラパチーニの娘」との比較
6 精読と議論(5)、本作品とエッセイ「憑かれた心」との比較
7 精読と議論(6)、ホーソーンの科学者像
8 精読と議論(7)、ジョナサン・エドワーズの「大覚醒運動」
9 精読と議論(8)、プログレスとプロヴィデンス
10 精読と議論(9)、現実主義者アミナダブと理想主義者エイルマーとのコントラスト
11 精読と議論(10)科学者の「神への挑戦」と「より深遠なる知恵の欠如」
12 精読と議論(11)カルチャー・ヒーローとしてのエイルマー
13 精読と議論(12)ホーソーンの文学論としての「中立地帯」("neutral territory")
14 理解度の確認と解説
15 試験と解説
その他
教科書 小山敏三郎編注 『Young Goodman Brown and the Birthmark (ホーソーン短編珠玉選)』 南雲堂出版
参考書 授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(80%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 授業終了時

このページのトップ