検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れて、検索してください。
科目名 | 英語学演習3 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 中村 光宏 | ||||
単位数 | 1 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 英語音声・音韻体系に対する様々な接近法 |
---|---|
授業のねらい・到達目標 | 様々なデータを注意深く観察し,英語音声学・音韻論の基礎項目についての理解を深め,言語研究におけるデータの役割と立論の方法を学ぶ。 |
授業の方法 | 「英語音声学・音韻論の基礎項目」に関する文献を演習形式で精読する。担当者の口頭による報告の後,音声・音韻現象の事例・データを観察・分析し,受講者全員で議論することを通して,内容を確認し理解を深めていく。また,次のような実践的練習も行う:IPA で表記された英文を発音する練習や,IPA 表記をアルファベット表記にする練習など。メディア授業(第14回)では、事前に提示した課題について,Blackboard等のメディアを利用して質疑・フィードバックを行う。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 資料を読み,授業計画の各回にある質問(Q)について,授業時までに準備しておくこと。 |
授業計画 | |
---|---|
1 | 音声学と音韻論:研究対象と研究課題の概要 |
2 |
言語学における音声学(1):ことばの鎖 Q:コミュニケーション体系における音声の特徴を挙げなさい。 |
3 |
言語学における音声学(2):音声生成のプロセス Q:3つのレベル(computational, algorithmic, implementational)を区別する重要性を述べよ。 |
4 |
言語音声の記述,調音動作,音韻単位 Q:IPAを使用することは,どのような点において有意義であるか? |
5 |
音韻交替と派生 (1):様々な交替現象 Q:交替現象が起こる条件は全て同じだろうか? |
6 |
音韻交替と派生 (2):規則 vs. 制約 Q:規則に基づく説明と制約に基づく説明,どちらを支持するか?その根拠は? |
7 |
音節構造 (1):音節化(syllabification) Q:音節化の基本原理に関わる問題点は何か? |
8 |
音節構造 (2) 構成要素と心理的実在性 Q:英語の音節構造の特徴は何か? |
9 |
強勢アクセントとリズム (1) 語強勢 Q:英語の強勢位置はどのように決められるか? |
10 |
強勢アクセントとリズム (2) 句強勢 Q:強勢移動は,どのような条件下で,なぜ起こるか? |
11 |
プロソディ (1):イントネーションにおける3つの基本要素 Q:基本調子の一般的意味を解釈するためのモデルの特徴を挙げなさい。 |
12 |
プロソディ (2):イントネーションと文法 Q:英語の曖昧文について,意味の区別に関わる音声特徴を挙げなさい。 |
13 |
プロソディ (3):韻律範疇と音韻規則 Q:統語構造と韻律構造は同じか?異なるか? |
14 |
音声・音韻研究の実践 (メディア授業:事前に提示した課題について,メディアを通じて質疑・フィードバックを行う。) |
15 | 本講義のまとめ:これまでの復習・解説を行ない授業の理解を深める。 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 初回の授業で文献資料のリストを配付する。 |
参考書 | 随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 授業中の発表・議論への参画度・レポートに基づいて総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 本授業終了後,教室にて20分程度。 |