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英語11(英文12組)

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科目名 英語11(英文12組)
教員名 飯田 啓治朗
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 外国語科目
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ Shakespeareの英語
授業のねらい・到達目標 「英語11」では、Shakespeareの英語を読みます。英文学科の学生なら少なくとも一度はShakespeareを原文で読むことが必要です。というのも、Shakespeareの英語は、英語圏の人々によってきわめて頻繁に引用されているからです。このことは、Shakespeareが日常の一部になっていることの現れです。文化を担う言語としての一端を、Shakespeareを通して垣間見ることがこの授業のねらいとなります。
授業の方法 Shakespeareによって書かれた英語には、37編の戯曲と154編のソネット集、それにいくつかの長編詩、叙情詩があります。これらの作品は、今から400年以上も前のものであり、語彙、文法、発音などの点で、現代の英語とは大いに異なっています。言語に内在するこれらの点を十分ふまえつつ、テキストにつけられた注釈を参考にしながら、作品を丹念に読むことが求められます。これらの英語が持つ言語的な意味、作品が書かれた16世紀、17世紀当時の社会状況、受容のされ方についても十分念頭に置く必要があります。それらを背景に、現代での受容のされ方と比較しながら、英語という言語に潜在している英語圏文化を理解していきます。すなわち、Shakespeareを読むことは、英語の歴史を振り返ることにとどまらず、文学、文法、音声学、文化など、英文学科で学ぶほとんどの領域と関連を持ちながら、英語を読むことを意味します。
履修条件 ①英文学科の3年生
②「英語11」(前期)と「英語12」(後期)は同一教員による同一時限のクラスを受講すること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業は演習形式で行います。
事前学習として、90分以上の時間をかけて、教科書の原文をノートに書き写し、参考文献を用いて語彙を調べておくこと。教科書の右頁の註にある、現代英語による書き換えの英語の単語調べと和訳、難しい漢字の読み方や意味を調べるなど、予習の結果として何を問われても困ることがないように、あるいは他の学生の予習の補足ができるようにしておくこと。予習担当箇所を番号順に個別に指示するといったことはせず、また、翻訳でごまかしたような予習では授業参画度の評価は加算されないので、各自のじゅうぶんな下調べが毎回求められる。
事後学習として、授業後、当日中に60分以上の時間をかけて、教科書とノートの復習を行い、さらに教科書の台詞を音読して暗記するように努めること。
授業計画
1 教科書を読み進める。シラバスを確認し、補足事項を伝達する。
[準備]教科書を購入し、pp. ix-xxおよび3-52を読み、教科書を持参すること。シラバスを読んでおくこと。
2 1.1.1-55を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
3 1.1.56-110を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
4 1.1.111-68を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
5 1.1.168-213を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
6 1.1.214-51を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
7 1.2.1-56を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
8 1.2.57-101を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
9 2.1.1-59を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
10 2.1.60-117を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
11 2.1.118-74を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
12 2.1.175-234を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
13 2.1.235-68, 2.2.1-26を精読する。
[準備]指示された箇所の下調べ、音読をしておくこと。
14 授業内試験、振り返り
[準備]2週間以上前から、第13回までの授業内容の復習をし、シェイクスピアの英語の語彙、文法などの理解を確実なものとしておくこと。
15 総括(これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める)
[準備]前期学習内容の総復習。
その他
教科書 石井庄之助編註 『夏の夜の夢』 (大修館シェイクスピア双書)大修館書店.
教科書不携帯は、その都度、授業参画度から減点される。第1回授業から使用するため、事前に購買部で購入の上出席すること。品切れの場合は、各自で購買部で注文の手続きを取る必要があるため、早急に購入すること。なお、版により内容が異なるため、必ず購買部に入荷した版を購入すること。
参考書 予習に用いなければならない辞典等の参考文献は、第1回授業で指示する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(50%)、授業内試験(50%)
授業参画度は、予習発表を中心に、授業の受講に対して真摯であるかどうか、授業にかかわるあらゆる事柄を材料として評価する。予習がおざなりな場合、授業に集中していない場合などは、加点されない。
オフィスアワー 昼休みに研究室において実施する。詳細は第1回授業で伝達する。
備考 教室での座席を指定する。後期のみの再履修を希望する者も、4月の第1回授業に出席し、座席の指定を受けること。
補足事項は第1回授業で伝達する。

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