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映像文化論

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科目名 映像文化論
教員名 荒井　泰
単位数    2 学年 2～4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 「ハリウッド」に影響をあたえたドイツ映画監督たち
授業のねらい・到達目標 ドイツ映画はかつて1920年代にその黄金期を迎え、世界的にも注目される前衛的な作品を次々に生み出し、一時はハリウッドと並ぶほどの市場を形成していました。ところがナチスの台頭によって映画製作の環境が大きく変化したため、数多くの映画人たちはアメリカに渡ってしまいます。彼らはまたハリウッドにおいても成功を収めました。たとえば、F.ラングやO.プレミンジャー、R.シオドマクらは「フィルム・ノワール」、D.サーク（D. ジレーク）は「メロドラマ」というジャンルの発展に貢献します。こうしてヨーロッパの視覚表現がハリウッド映画と融合し、それによって世界中の映画製作に影響を与えることになりました。この授業ではF.ラング、D.サークらを中心に、ドイツ時代とハリウッド時代の作品を比較しながら、彼らの表現技法を分析してみたいと思います。それによって第二次世界大戦前のドイツ映画史を理解するとともに、古典ハリウッド映画を分析する基礎的スキル（作家論・ジャンル論）を身につけることができるでしょう。
授業の方法 講義形式で授業を進めます。適宜授業後にリアクションペーパー（質問や感想）を提出してもらい、皆さんの意見を確認します。メディア授業を実施する際は、事前に配布した資料をもとに、電子メールを利用して、質疑応答ならびにフィードバックをおこないます。
事前学修・事後学修，授業計画コメント 事前学習には配布資料の読み込みが求められる。事後学習と合わせて最大２４０分程度の学習が想定される。
授業計画
1 オリエンテーション（本授業の目的と概要、方法）
2 導入：ドイツ表現主義映画とナチズム
［準備］第１回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
3 E.v.シュトロハイム概論
［準備］第２回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
4 F.W.ムルナウ概論
［準備］第３回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
5 F.ラング概論
［準備］第４回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
6 フィルム・ノアール（1）（F.ラング）
［準備］第５回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
7 フィルム・ノアール（2）（O.プレミンジャー）
［準備］第６回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
8 フィルム・ノアール（3）（B.ワイルダー）
［準備］第７回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
9 フィルム・ノアール（4）（R.シオドマク）
［準備］第８回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
10 E.ルビッチ概論
［準備］第９回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
11 D.サークとメロドラマ（1）　ドイツ時代のサーク
［準備］第１０回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
12 D.サークとメロドラマ（2）　ハリウッド時代のサーク
［準備］第１１回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
13 到達度の確認と解説
14 振り返り（理解度の確認についての解答の解説）
［準備］第１回～１２回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
15 まとめ（映画における芸術性と商業性について）
［準備］第１４回目の授業で配布したプリントを読んでおくこと。
その他
教科書 毎回プリントを配布。
参考書 適宜授業内で指示する。
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、授業参画度(20%)
理解度の確認を受験していることを単位取得の前提要件とする。
オフィスアワー 授業終了後教室にて。
備考 受講者のみなさんとの相談をもとに、一部授業計画を変更する可能性があります。

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