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科目名 | ドイツ文学演習1 | ||||
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教員名 | 関口 なほ子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | ドイツの小説を読む |
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授業のねらい・到達目標 | 1年間の限られた授業回数の中で、長編作品を原語で、さらに作品解釈という専門的な観点から読破するには、さまざまな困難を伴います。文法知識の習得だけでなく、長文を読む習慣、講読方法の習得も必要です。従ってこの授業では、ドイツ文学作品の中でも、比較的読みやすいと思われる文体の作品を扱い、そのための訓練を行います。語学力の定着とともに、文学作品を専門的に読むための方法を身につける。 |
授業の方法 | 輪読形式で、フェルディナント・フォン・シーラッハの法廷劇『テロ』(抜粋)を講読する予定です。受講生による発表の後、適宜文法解説を行い、作品の主題や問題点について意見交換をします。その他、作家と作品に関する基礎的な事項についても、あわせて取り上げる予定です。作品の世界を味わいながら、シーラッハの提示する「法と正義」「生と死」「人間性」の問題や矛盾等について考え、理解を深めていきましょう。 |
履修条件 | 学科の履修規定による |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 受講生の文法習得度に応じて進度を調節します。作家の文体に慣れるため比較的時間をかけて授業を進め、受講生の進度に応じて、講読のペースをあげていきます。作品講読の後、作品の主題や問題点について、個人あるいはグループで意見を交換し、それに基づいて討論を行い、作家独自の世界観、作品解釈の可能性を探っていきます。具体的な討論の形式や方法については、授業時に受講生と相談して決めたいと思います。語学系の演習科目は、授業前準備が必須です。文学作品をより深く理解するには、時間をかけて問題点を考察することが大切です。毎回、次回授業時に取り上げる範囲や事項を説明しますので、関連箇所を事前に読み、不明な単語を調べ、文法事項が曖昧な箇所を整理しておくこと。また授業時に与える課題について、意見や解釈をまとめ、次回授業時に提出すること。下記に挙げる進度は目安です。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法について説明する) |
2 |
作品講読準備 事前事後学習:作品の背景・作家について調べる。配布プリントの語彙を調べ、要点をまとめる。 |
3 |
作品講読:「事件」の概要について 事前事後学習:配布プリントの語彙を調べ、要点をまとめる |
4 |
作品講読:「登場人物」について 事前事後学習:前回の内容とあわせて、キーワードや問題設定の確認・登場人物を整理する |
5 |
作品講読:事件の背景について 事前事後学習:配布プリントの語彙を調べ、要点をまとめる |
6 |
作品講読:「被告」の見解について 事前事後学習:配布プリントの語彙を調べ、要点をまとめる |
7 |
作品講読:「被告」の見解について把握する 事前事後学習:配布プリントの語彙を調べ、要点をまとめる |
8 |
作品講読:裁判の進行過程について 事前事後学習:配布プリントの語彙を調べ、被告と裁判官の意見を整理する |
9 |
作品講読:裁判の進行過程について 事前事後学習:配布プリントの語彙を調べ、被告と裁判官の意見を理解する |
10 |
作品講読:裁判の進行過程について 事前事後学習:配布プリントの語彙を調べ、被告の見解の特徴を考える |
11 |
作品講読:裁判の進行過程について 事前事後学習:配布プリントの語彙を調べ、登場人物の立場・視点から見解の相違について各自まとめる |
12 |
前期講読した範囲から、作品のテーマや問題点を抽出する意見交換会 事前事後学習:各自の認識のもとに解釈をまとめる |
13 | 授業内試験と補足説明 |
14 | 1回から13回目までの授業内容について質疑応答を行う。 |
15 | これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。 |
その他 | |
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教科書 | なし(プリントを配布) |
参考書 | 必要に応じて紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%) 授業参角度には、授業での発表、事前・事後学習課題への評価が含まれる。 |
オフィスアワー | 授業前・後随時、2号館7階ドイツ文学科研究室で事前にアポを取ってください。 |
備考 | 辞書必携 |