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ドイツ語表現演習1

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科目名 ドイツ語表現演習1
教員名 山木 喜美子
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ mit viel Spaß auf Deutsch kommunizieren (楽しくドイツ語で表現しましょう)
授業のねらい・到達目標 言葉は伝われば良いと誤解している人が多いようですが、言語は自分を正しく表現し守ってくれる平和な武器でもあります。その意味でも、言葉をまだあまり知らなくても、文法の知識がわずかでも、どうすれば創造的でロジカルな文が、少しでもドイツ語らしく作成できるのか試してみる事はとても大切です。日本の教育の弊害として、往々にして1つの問いに対して1つの答えしか求められませんが、表現は多くの可能性とバリエーションを有します。皆さんが習った初歩の文法などの知識の断片を総括して活用し、限られた少しの語彙を生かして、それでも出来るだけ豊かな味のある文章を作成してもらうのがこの授業のねらいです。テーマに応じて単語から文に、そして可能であれば文からテキストが作れるよう楽しく指導します。身近な日常生活のテーマから入り、会話にも力を入れます。コミュニケーションを重視した授業に参加することの楽しさ、総合的に表現を磨く中で文化の生きた産物としてのドイツ語を学ぶ事の面白さ、またその精神を感じ取って貰えればとても嬉しいです。
 授業の基本的な骨子はドイツ語表現演習3と同じですが、もっと簡単な教材を使って、文をどうやって組み立てていけばよいのか、文と文をどうやってつないでいけば良いのかなど、表現の一番基礎になることを学びます。基本的な文法事項もいっしょに学習して頂けます。
授業の方法 用意されたお決まりの解答を期待するような一方通行の授業ではなく、講師の長年のドイツ在住経験と教歴を生かして学生とのコミュニケーションを大切にし、学生に自ら考えさせて、彼らの潜在能力や知覚能力や関心を誘発して引き出すような授業の方法を取ります。そして学生が積極的に参加できる授業を目指します。
 色々な項目の表現演習をしますが、それをただ教師から教えてもらうだけではすぐ忘れてしまいます。習ったことを自分で考え生かしてみてこそ初めて自分の身に付くのです。その意味で、表現演習と平行して会話および作文指導をします。歌やゲームやロールプレーも予定しています。合わせて、会話がさらに豊かになり幅を広げるための、日常によく使われる表現をバラエティ豊富にとりそろえた「たったの72パターンでこんなに話せるドイツ語会話」(山木喜美子著)を参考書として使用します。
 学生は時々作文を提出し、教師が赤でマークを入れて返却することによって(それぞれの模範解答は最後に渡します)、自力で間違いを訂正し、構造と表現に磨きを掛けたテキストに校正して再度提出してもらいます。語学センスを育てる為に、基本的にはゆっくりした簡単なドイツ語で授業を行いますが、学生は躊躇せずいつでも質問をして下さい。日本語で質問しても構いません。日本人に見られる典型的な間違いに多く触れていく他、出席者の方でよく分からない事があれば、聞いてもらえば理解できるまでていねいに説明します。
履修条件 学科の履修規定による
事前学修・事後学修,授業計画コメント 「言葉をまだあまり知らなくても、文法の知識がわずかでも、どうすれば簡単で分かりやすく、表現豊かでロジカルな味のある文が少しでもドイツ語らしく作成できるのか」ということをメインテーマに、各ポイントを織り込んだ授業を進めます。このクラスでは、書くことと同じくらい話す表現力も鍛えます。
 書く領域でも話す領域でも、いろいろなポイントやテーマを計画しています。すべて講師が作成および準備した独自の練習問題や課題を通じて効果的に学んでもらうようにします。
 加えて、「たったの72パターンでこんなに話せるドイツ語会話」(山木喜美子著)の中からその都度授業のテーマに合った表現を紹介し、積極的に使えるようにしていきます。どんなテーマを次回の授業で扱うのか毎回お知らせしますので、それに応じて事前にこの本に目を通し、それぞれのテーマに関する表現と語彙を予習しておいて下さい。また、前回の学習内容の上に毎回発展させた授業が積み上げられていくので、習った表現は必ず毎回授業の後復習しておいて下さい。数回、学習した表現を応用して頂く目的で、作文を書く課題を出します。提出後さらに、赤でマークされた間違いを、コメントを参考に自分の力で訂正して頂きます。
●日常生活での様々な挨拶とよく使われる言い回しを学ぶ。
●日常生活の中で設定された簡単な状況を把握し、その中でどの様な表現が適切であるかを学び、さらにそれらを応用して、自分の考えやアイデアを表現して会話を試みる。会話にとって大切な副詞なども学ぶ。
●創造的な文を作成するテクニックを学ぶ。
●質問にふさわしい答えを見つけ、逆に、キーワードから状況にふさわしい疑問文を作ることを学ぶ。
●日常生活の中で設定された状況を把握し、その中でどの様な表現が適切であるかを学び、さらにそれらを応用して、自分の考えやアイデアを表現して会話を試みる。特に状況にふさわしい動詞、中でも分離動詞を上手く使うことを学ぶ。
●日本人に見られる典型的な間違いに多く触れて解説。
●わずかな文法や語彙でも、今まで学習したことを意識して活用し、実際に使える簡単なドイツ語に仕上げていく。
●歌やゲームや絵カードを通じてドイツ語を自分で使い、ドイツ語で様々な表現の文を作る楽しさを味わってもらう。
●語順や言葉と言葉のつながりも含めて、文の構成を学び、ドイツ語の文の組み立てを理解する。また自分で正しく組み立てられるように練習し、自己の作文に応用できる能力を磨いていく。
●基本的な動詞がきっちり、しかも状況に合わせて正しく使えるように指導する。
 書くことは、早くから訓練すれば、話す・聞く・読むという他の言語能力をも一緒に伸ばす総合練習になります!書ければ、話せるようにもなります!
授業計画
1 上の授業計画を参照
2 上の授業計画を参照
3 上の授業計画を参照
4 上の授業計画を参照
5 上の授業計画を参照
6 上の授業計画を参照
7 上の授業計画を参照
8 上の授業計画を参照
9 上の授業計画を参照
10 上の授業計画を参照
11 上の授業計画を参照
12 上の授業計画を参照
13 上の授業計画を参照
14 添削しコメントを付けた提出課題のフィードバック。質疑応答は独文学科の研究室の図書室で行う。
15 今までの授業の復習と解説。その後2種類の筆記試験を行う。
その他
教科書 独自のプリントと補強教材、および「たったの72パターンでこんなに話せるドイツ語会話」(山木喜美子著)を合わせて授業に用います。
参考書 山木 喜美子 『たったの72パターンでこんなに話せるドイツ語会話』 明日香出版社 2016年 第2版
上に挙げた参考書は授業で使用しますので、必ず購入しておいて下さい。
自分が一番使い易い独和・和独辞典が薦められます。電子辞書は持ち運びが楽なので便利でしょう。できれば、独独辞典が少しでも活用できれば、それが一番望ましいです。期末試験も含めたすべての授業内テストで、辞書を使用しても構いません。
成績評価の方法及び基準 提出作文における表現能力+推敲後の提出作文の完成度(合わせて)+授業内テスト(70%)、熱意と意欲を示す授業参画度(30%)
平常点に関しては、初歩的なドイツ語の基礎知識の他、授業に対する熱意と向上したいという意欲、積極的な参加にウエイトを置いて評価します。何かを尋ねたら、答えが間違っていても一向に構いませんから、臆せず、他人を気にせず自分の思うところを自由に積極的に発言してほしいです。
オフィスアワー (金)16:20~17:00  講師室
備考 提出用に、自分が書きやすいルーズリーフやレポート用紙などの紙(A4版が望ましい)を用意して下さい。
ドイツ語表現演習2と合わせて履修する事が望ましいです。
ドイツ文学科の2年生以外でも、是非授業に参加したいと思うやる気のある学生や、切に復習を必要とする学生も大いに歓迎します。

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