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データ収集・分析法入門

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科目名 データ収集・分析法入門
教員名 菅野 剛
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ 社会調査とデータ分析の基礎
授業のねらい・到達目標 社会学は、任意の社会現象の認識を試みる営みの一つです。広大で複雑な世の中を理解するために、様々な手法の社会調査が試みられています。
後期のデータ収集・分析法入門では、社会調査によって資料やデータを収集し、調査作業を行い、分析を行う一連の流れについて学びます。<「社会調査士コース」の必修7科目の1科目>
授業の方法 ※ この授業は2クラス開講されます。このクラスではPC教室を利用し、の作業と課題をPCで行います。

教科書に基いて、講義形式で行います。教科書が必要です。可能な場合は社会調査に関連する各種作業も行います。データ分析では Python に触れます。
Google Classroom で確認課題や小テスト等を行います。各種資料を閲覧し、課題を提出し、教員がフィードバックを行う授業を行う場合もあります(授業進行により時期と内容を調整する場合があります)。Google Classroomを用い、予習・受講・復習の資料閲覧や課題学習に、PC(Mac/Windows)やタブレット端末を利用します。ブラウザは Google Chrome か Firefox を使います。Windows 標準のInternet Explorer を使うと不明な理由で作業が出来ない場合がありますので注意して下さい。文理学部のPCアカウントのパスワードを忘れてログオン出来ない、日本大学のNU-AppsGアカウントのIDやパスワードを忘れた、等の方は Google Classroom のクラスへの登録が出来ません。
授業と関係のない私語は厳禁とします。私語に対しては、退室指示や履修取り消しにて対応します。
分析に用いるソフトウェアが R や Python 等のようにオープンソースであることは、一生活用出来る分析環境を整える上で決定的に重要です。
社会調査に関する作業や演習を行う場合は、必ず出席をして下さい。
履修条件 受講希望者が多い場合、履修は、1年生を優先します。また、1回目の授業に出席し、 Google Classroom でクラスへ登録を行った人を優先します。その上で抽選や課題による選抜等を行う可能性もあります。課題、テスト、成績評価のため、日本大学の Gmail アカウント NU-AppsG を用いて、授業時に伝える Google Classroom のコースへ登録する必要があります。
2018年度は、前期の社会調査入門では48名PC教室を二つ同時併用、後期のデータ収集・分析法入門では154名PC教室を一つ利用出来る見込みです。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 日頃からGoogle Classroomにアクセスし、授業連絡の確認、資料の閲覧、課題の学習を行って下さい。社会調査では毎回の積み重ねが大切ですので、きちんと復習をして下さい。課題等ではPC(Mac/Windows)の利用が必須なので、各自で習熟しておいて下さい。
授業計画
1 事前学習:Google Apps、日本大学の Gmail アカウント NU-AppsG について調べておく
授業内容:NU-AppsGのアカウント通知、パスワードリマインダー、パスワード設定、Google Classroomの説明とコースへの登録
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
2 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:調査目的と調査方法、調査企画と設計、調査方法の決め方、調査の様々な実施方法の紹介と解説
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
3 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:仮説の構築、命題と仮説、操作化、反証可能性
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
4 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:質問文・調査票の作り方、具体例と注意点
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
5 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:全数調査と標本調査、統計的確率、サンプリング、無作為抽出、標本サイズと誤差、無作為抽出と等間隔抽出法
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
6 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:サンプリングの諸方法:層化抽出法
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
7 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:サンプリングの諸方法:多段抽出法
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
8 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:調査データの整理、フィールドノート作成、コーディング、エディティング、クリーニング
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
9 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:コードブック、調査報告書作成、フィードバックとデータのアーカイブ
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
10 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:エディティング、データ入力、クリーニング
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
11 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:プリ・コーディング、アフター・コーディング
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
12 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:仮説検証、クロス集計、統計的検定、カイ二乗検定
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
13 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:質的調査 事例と映像
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
14 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:質的調査、事例とドキュメント分析、Google Classroomを利用して教材を閲覧・視聴し、分析を行い、 Googleドキュメントでレポートを提出し、質疑応答及びフィードバックを行う
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
15 事前学習:教科書の該当箇所を読んで予習を行う
授業内容:これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める
事後学習:Google Classroomで資料を閲覧し、課題を行い、教科書を読んで復習する
その他
教科書 大谷信介・後藤範章・小松洋・木下栄二 『新・社会調査へのアプローチ』 ミネルヴァ書房 2013年
授業は、教科書に基いて行います。各自で教科書を何度も読み、理解するようにして下さい。
参考書 盛山和夫 『社会調査法入門』 有斐閣 2004年
原純輔・海野道郎 『社会調査演習』 東京大学出版会 2004年 第2版
轟亮・杉野勇 『入門・社会調査法』 法律文化社 2017年 第3版
成績評価の方法及び基準 授業参画度(20%)、授業内外の Google Classroom での課題、レポート、テスト等(80%)
課題、テスト、成績評価のため、日本大学のGmailアカウントNU-AppsGを用いて、初回授業時に伝える Google Classroom のコースへ登録する必要があります。 Google Classroom のコースへの登録がない場合は、成績の評価は出来ません。
オフィスアワー 授業終了時。Google Classroomでも、可能な範囲で随時質問を受けつけます。
備考 社会学科では、数学、統計学、PCによる情報処理を学んだ度合いは、人それぞれです。数学、統計学、PCによる情報処理が苦手な方は、時間をかけて努力をする必要があります。

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