心理調査法実習１

授業テーマ	講義と実習を通じて，質問紙を使った調査・実験を準備し、データを収集し、分析する能力の基礎を習得する。
授業のねらい・到達目標	心理調査に関するさまざまな実際的方法や理論を学習し、また実際にデータの収集，分析，解釈，報告の作成等の実習を行うこと。
授業の方法	講義と演習を平行して行う。実習に関しては各種のコンピュータープログラムを用いるので、あわせてそれらの説明や実習も行っていく。実際の調査は少人数のグループを作り実施していく。メディア授業は事前には資料を配布し，電子メイル等で質疑応答およびフィードバックを行う。
履修条件	特になし
事前学修・事後学修，授業計画コメント	毎回の事前学習は特に定めない。実習には統計処理にフリーソフトのRを使用するので、自分のPCにRをインストールし、授業の中で学習、作成したRのプログラムについて、事後学習として必ず復習し、習得するように努力すること。

授業計画
1	ガイダンス（授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する）
2	心理調査の意義や方法
3	Ｒの使用法の説明（１）：入力法と基礎的計算
4	Ｒの使用法の説明（２）：外部データの取り込みとプログラム入門
5	信頼性と妥当性（１）：信頼性（アルファ係数）の説明とプログラム実習
6	信頼性と妥当性（２）：妥当性の説明とプログラム実習
7	信頼性と妥当性（３）：プログラムの完成
8	項目分析（１）：アルファ係数の説明とプログラム実習
9	項目分析（２）：Ｇ－Ｐ分析の説明とプログラム実習
10	項目分析（３）：その他の項目分析と結果全体のまとめの表の完成，課題提出
11	因子分析
12	クラスデータを用いた項目分析（１）：説明と実習
13	クラスデータを用いた項目分析（２）：結果の解釈とまとめ，課題の提出
14	Rスクリプトの修正と保存版の作成。事前示したRの課題について質疑応答およびフィードバックを行う。
15	これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める

その他
教科書	鎌原雅彦ら『心理学マニュアル　質問紙法』北大路書房 1998年第1版
参考書	山田剛史・村澤武俊・村井潤一郎『Rによるやさしい統計学』オーム社 2008年第1版
成績評価の方法及び基準	授業参画度(70%)、授業内提出課題(30%)
オフィスアワー	水　1230-1300 羽生研究室