文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 史学科 > 東洋史概説1
日本大学ロゴ

東洋史概説1

このページを印刷する

科目名 東洋史概説1
教員名 石橋 崇雄
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 世界史とアジア史における相関性の基礎を理解する一環として、世界史の中で中国とその周辺地域とがどのような歴史の変遷であったのかを広くみることを軸に、東洋史学における問題設定を導き出す方法を捉え直します。
授業のねらい・到達目標 人文科学分野の範疇に属する歴史学は、改めて言うまでもなく、人類の在り方を検証する多種多様な学問のひとつです。その歴史学研究の基礎学力を養うことを目的として、世界史の変遷とユーラシア史ならびに東アジア史の視点から中国史と自国(日本)史との関係について概括するなかで、そこにみられる歴史の諸相を総合的に考察してもらい、歴史学上の諸問題に対する研究の基礎力を広く養成することをねらいとしています。ユーラシア史における東アジア史としての中国あるいはその周辺領域の歴史概括と、世界史・日本史の視点をも含めた歴史変遷の基礎的理解能力の習得を到達目標としています。
授業の方法 講義形式です。但し、原則として講義担当者が一方的に講義をするのではなく、事前学習・事後学習の実施を前提とした質問を講義内で、随時、適宜、投げかけますので、受講生各自が判断し、個人あるいはグループで事前に取り組み、独自の解決方法を模索しておいて下さい。
履修条件 止むを得ない場合を除き、毎回、事前学習によって各自が独自に考える問題と課題とを用意して受講して下さい。試験で参照できるのは自筆ノートと「講義内配布資料類だけですので、必ずノートを持参して下さい。受講時におけるPCならびに電子機器類の持ち込み使用は、必用である理由を文章で提示し、事前に必ず講義担当者から許可を取っておいて下さい。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前に必ず授業計画を参照しておいて下さい。授業計画内容に沿って、各回で取り扱う主題と課題に該当すると各自が考える問題点を設定し、その問題点について図書館等で関係図書類を閲覧して文章にして各自のノートにまとめ、その文章を持参して受講して下さい。受講後には、講義内容と事前に各自がまとめておいたノートの文章とを比較し、検証し直すようにして下さい。受講時におけるICレコーダーならびに携帯電話機器等による録音・撮影等は、必用である理由を文章で提示し、事前に必ず講義担当者から許可を取っておいて下さい。
授業計画
1 序:「東洋」史ならびに「中国」史について、どのように考えますか。【参照】教科書21~36頁
2 「中国」王朝の始まりとその特色について、どのように考えますか。【参照】教科書37~54頁
3 秦の「中国」統一と万里の長城について、どのように考えますか。【参照】教科書55~69頁
4 漢と東アジアについて、どのように考えますか。【参照】教科書70~85頁
5 魏晋南北朝時代の特色について、どのように考えますか。【参照】教科書86~103頁
6 隋・唐の特質と変遷について、どのように考えますか。【参照】教科書104~121頁
7 宋とユーラシアについて、どのように考えますか。【参照】教科書122~142頁
8 モンゴル帝国と元・明について、どのように考えますか。【参照】教科書143~164頁
9 清と中国史における国都の変遷について、どのように考えますか。【参照】教科書165~185頁
10 清末の特色と日清戦争について、どのように考えますか。【参照】教科書186~205頁
11 中国の「近代」と辛亥革命について、どのように考えますか。【参照】教科書206~221頁
12 五・四運動と北伐の時代について、どのように考えますか。【参照】教科書222~236頁
13 中華人民共和国の成立について、どのように考えますか。【参照】教科書237~254頁
14 文化大革命の時代について、どのように考えますか。【参照】教科書255~271頁
15 現代中国について、どのように考えますか。【参照】教科書272~292頁
その他
教科書 『中国の歴史 (岸本美緒)』 筑摩書房(ちくま学芸文庫キ23-1) 2015年
授業開始までに用意し、授業計画に頁の提示してある箇所を必ず事前充分に読んでおいて下さい。
参考書 各講義のなかでテーマごとに適宜、紹介・指示する予定です。
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、レポート(50%)
定期試験(50%)と、授業計画に沿った理解度を知るための課題レポート(50%)とにより、日本大学の成績評価基準に準拠して成績評価を行ないます。
オフィスアワー 授業終了時に実施します(*授業開始前までに事前のアポをお願いします)。

このページのトップ