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分析化学特論

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科目名
平成27年度以前入学者
分析化学特論
教員名 高橋 純一
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 先端現場での分析と科学としての分析化学を結びつける
授業のねらい・到達目標 分析化学の目指すところと現場分析で要求されることのギャップを把握する。原子スペクトル分析を例にとり,詳しい原理・装置の構成を学びながら,分析機器のブラックボックス化について考える。さらに現場分析の失敗例をあげて,なぜ失敗するのか検討する。自分で分析の設計を考えられるようになることが目標。
授業の方法 プロジェクターを使う講義形式。
履修条件 特になし。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 予習は必要ないが,ノートはとっておくこと。授業前に幾つか質問をする。
授業計画
1 ガイダンス:なぜ分析するのか
2 基本用語とその意味(1):単位,純度,感度,検量線
3 基本用語とその意味(2):精度,正確度,干渉,汚染,メモリー効果
4 分析装置各論(1):原子吸光分析
5 分析装置各論(2):ICP発光分析
6 分析装置各論(3):ICP質量分析,小テスト(20分程度)
7 分析をデザインする:分析設計,硫酸の話,閑話休題
8 試料前処理:容器および洗浄
9 試料前処理:液体,固体,気体
10 実試料分析(1):工場排水,太陽電池シリコン
11 実試料分析(2):鉄鋼,食品,オイル
12 分析に失敗する(1):依頼者と分析者の関係,毛髪および水晶の分析
13 分析に失敗する(2):鉄鋼,ヒ素の話,スズやアンチモンの吸着,分析結果記載のミス,小テスト(20分程度)
14 誤差を考える・分析結果を考える:誤差はどこまで許されるか,不確かさ,社会的事件の例
15 危険な試料,危険な操作,その他一般質疑
その他
教科書 なし
参考書 講義中に適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(20%)
授業参画度は授業中の質疑応答で評価する。
オフィスアワー 授業前後,適時。

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