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科目名 平成28年度以降入学者 |
倫理学演習4 | ||||
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科目名 平成27年度以前入学者 |
倫理学演習4 | ||||
教員名 | 白根 裕里枝 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | ギリシア哲学から現代を考える |
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授業のねらい・到達目標 | ギリシアの古典や哲学を通して、愛や美について、あるいは、言葉の力について、さらには、民主主義と独裁、自殺や運命と自由など、様々なテーマをめぐって、今日の私たちの考え方を見つめ直してみたい。私たちは日々、様々な選択を迫られている。どう生きることが正しくて善い選択なのか、迷うことも多々あるだろう。いろいろな考え方を知って、真実を見る目を養っておかないと、正しい選択をすることはなかなか難しい。そんな時、お互いの異なった考え方を知ることで、自分を知り、また新たな自分を形創ってゆくこともできるだろう。メールやツイッター、LINE ばかりでなく、生の声で面と向かって自分の意見を話したり、人の考えを聞いたりすることも貴重な体験となるだろう。ギリシアの古典の知を通して、これからの私たちの生き方を、共に探ってみたい。 |
授業の方法 | 授業では、毎週1章ずつ、担当者を決めてテキストを中心に発表してもらい,それを元に何かテーマを設定して,参加者同士で自由に意見や感想、疑問などを出して,論じあってみたい。ディスカッションを通して、お互いの考えを知る機会を多く持ちたい。授業後のコメントカードの記入によって自分の考えをまとめ、次回にそれを検討することで、お互いの考えを知って、さらに考察を深めたい。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 発表担当者には発表の前にレジュメの原稿を提出(添付など)してもらうので、あらかじめ発表の時期を考えておくこと。出席者は全員、毎回、テキストの課題の箇所を読んできて、取り上げたいテーマを設定して具体的な例を探すなど、自分の考えをよく練ってくること。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 |
第14章 美とエロースの探求-プラトン『饗宴』を読む あらかじめテキストを読んできて、討論したいテーマやその具体例など、自分の考えを深めてくること。 (以下、毎回同様)。 |
3 | 第15章 芸術と真理-プラトン『国家』におけるミーメーシス論 |
4 | 第16章 真と嘘(1)-ゴルギアスと,人を言いくるめる方法 |
5 | 第17章 真と嘘(2)-プラトンの弁論術批判 |
6 | 第18章 ソクラテスと若者たち(1)-アリストファネス『雲』と美風の崩壊 |
7 | 第19章 ソクラテスと若者たち(2)-エレンコス(論駁)の成人指定が必要な理由 |
8 | 第20章 国のかたち,人のかたち-民主主義と独裁 |
9 | 第22章 理想国の女性たち-「哲人女王」への道 |
10 | 第23章 哲学者と自殺-ソクラテスからストア派まで |
11 | 第24章 ソクラテスと老い-クセノフォン『ソクラテスの弁明』をめぐって |
12 | 第25章 運命の転変と幸福-クロイソスの場合 |
13 | 第26章 運命と自由-自己を選ぶ |
14 | 課題学習 |
15 | 後期授業の総括・課題提出 |
その他 | |
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教科書 | 三嶋輝夫 『汝自身を知れ 古代ギリシアの知恵と人間理解 (NHKライブラリー 196)』 NHK出版 2005年 |
参考書 | 加来彰俊 『ソクラテスはなぜ死んだのか』 岩波書店 2004年 加来彰俊 『プラトンの弁明』 岩波書店 2007年 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、レポート(30%)、授業参画度(40%) 毎回の出席と発表や発言(コメント)などを重視する。 |
オフィスアワー | 授業終了後の20分程、質問に応じます。授業内で配布するコメントカードに記入して下されば、次回授業時に回答します。また、授業内で携帯とパソコンのメールアドレスを教えますから、随時メールにて質問して下さい。 |