文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 哲学科 > 美学演習2
日本大学ロゴ

美学演習2

このページを印刷する

科目名
平成28年度以降入学者
美学演習2
科目名
平成27年度以前入学者
美学演習2
教員名 久保 光志
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ プラトンの美学2‐哲学と藝術‐
授業のねらい・到達目標 「美学演習1」をうけて、プラトン『国家』を読み、古典の読解の仕方を習得するとともに、美学的な考察方を基本から身につけることを目指す。そのために、プラトンの哲学、真理についての見解と、それを前提とした藝術論の部分を主に読み進める。このことによって、プラトンの真理論と藝術論を深く理解するとともに、プラトンの藝術に対する否定的な評価を再考することを通じて、藝術のもつ積極的な意味を洞察することができる。
授業の方法 演習形式
事前学修・事後学修,授業計画コメント プラトン哲学を概説した書物は多数あるが、それらによって、プラトン哲学の基本を学んでおくこと。各人が、あらかじめテキスト、プリントを熟読して、問題点を把握しておき、授業で提起することが求められる。また、当該部分の担当者には、レジュメの作成が課せられる。
授業計画
1 導入1‐美・道徳・教育の関連について‐
[準備]「美学演習1」履修者は、前期の授業内容を復習し、総括しておくこと。
2 導入2‐ギリシアにおける藝術の観念・ムーシケーとミメーティケー‐
[準備]ギリシア人の藝術観について、図書館等を利用して調べておくこと。
3 哲学について1・知識と感性(第5巻19-20)
[準備]テキストの予定部分を熟読し、疑問点はできるかぎり図書館等を利用して調べておくこと。
4 哲学について2・イデアと思惑(第5巻21-22)
[準備]テキストの予定部分を熟読し、疑問点はできるかぎり図書館等を利用して調べておくこと。
5 善のイデア(第6巻15-19)
[準備]テキストの予定部分を熟読し、疑問点はできるかぎり図書館等を利用して調べておくこと。
6 線分の比喩(第6巻20-21)
[準備]テキストの予定部分を熟読し、疑問点はできるかぎり図書館等を利用して調べておくこと。
7 洞窟の比喩(第7巻1-5)
[準備]テキストの予定部分を熟読し、疑問点はできるかぎり図書館等を利用して調べておくこと。
8 哲学的問答法(第7巻13-14)
[準備]テキストの予定部分を熟読し、疑問点はできるかぎり図書館等を利用して調べておくこと。
9 哲学における善美と模倣
[準備]とくに哲学と美との関係に注目して、これまでの授業をまとめてみること。
10 哲学と藝術批判1・絵画と模倣(第10巻1-2)
[準備]テキストの予定部分を熟読し、疑問点はできるかぎり図書館等を利用して調べておくこと。
11 哲学と藝術批判2・絵画と模倣(第10巻3-4)
[準備]テキストの予定部分を熟読し、疑問点はできるかぎり図書館等を利用して調べておくこと。
12 哲学と藝術批判2・絵画と模倣(第10巻5-8)
[準備]テキストの予定部分を熟読し、疑問点はできるかぎり図書館等を利用して調べておくこと。
13 プラトンとアリストテレスの悲劇論
[準備]あらかじめ配布したプリントを熟読し、疑問点は図書館などで調べておくこと。
14 課題学習
[準備]課題を仕上げる過程で出た疑問などをまとめておくこと。
15 まとめと反省
[準備]課題を仕上げる過程で出た疑問などをまとめておくこと。
その他
教科書 プラトン 『『国家』(上)(下)』 岩波文庫
 プラトン『国家』のテキストは岩波文庫以外でも入手可能であるが、授業の進行上、指定されたものを準備すること。
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 平常点(30%)、レポート(50%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 水曜日、PM12:10~13:00、2018(久保研究室)
備考 前期「美学演習1」を履修していることが望ましい。

このページのトップ