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| 科目名 平成28年度以降入学者  | 
                アメリカの教育 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 科目名 平成27年度以前入学者  | 
                アメリカの教育 | ||||
| 教員名 | 北野 秋男 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 | 
| 科目群 | 教育学科 | ||||
| 学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 | ||
| 授業テーマ | アメリカ社会における教育と歴史 | 
|---|---|
| 授業のねらい・到達目標 | アメリカ社会は、日本と比べても多様で個性的である。しかしがら、現状のアメリカの社会はグローバル経済の下で新自由主義的な社会構造となっており、人種・民族的格差や貧困による格差に基づく教育格差がますます拡大している。現在のアメリカ社会の特徴は、「小さな政府」の理念の下、「福祉国家の諸政策を解体・縮小すること」「公共企業体を民営化すること」「減税政策を実施すること」「競争を原理・原則とすること」などである。アメリカの歴史を振り返ると、アメリカの教育改革は、絶えず産業構造の変化と密接に結びつき、社会構造の変動と連動している。そこで、本講義では戦後のアメリカの政治、経済、人種・民族、宗教、文化と関連が深い教育のあり方を考え、現代アメリカにおける社会と教育の関係性への理解を深めたいと思う。 | 
| 授業の方法 | 講義形式で授業を進めるが、適宜、資料の講読やビデオ鑑賞、全体討論なども実施する。授業に関連する資料の講読、日米の政治、経済、人種・民族、宗教、文化との差異を明らかにしながら、アメリカの教育制度や教育改革思想の特色を分かりやすく解説する。課題となるレポートは、参考文献の中からトピックを選んで提出することとする。テキストは授業内で利用するので、必ず購入すること。 | 
| 履修条件 | なし | 
| 事前学修・事後学修,授業計画コメント | 最終試験は実施する。試験以外には、レポートの提出が求められる。レポート課題は、テキスト『日米のテスト戦略』から出題されるが、アメリカの政治、経済、人種・民族、宗教、文化との関連を考えながら、教育のあり方に関して自らの意見も加えながら、論述することがを考え大切である。また、最終試験でもテキストは参照可とする。授業への参加が重視される。授業に出席しないと、これらの課題は提出できない。 | 
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 | ガイダンス、授業計画、授業方法、評価方法など | 
| 2 | 
                  アメリカの社会と教育を考える基本的視座の検討 (アメリカの政治、経済、人種・民族、宗教、文化と教育の関係性)  | 
              
| 3 | 戦後の経済復興と補償教育・平等教育・多文化教育の始まり | 
| 4 | ビデオ「人種差別問題」(ミニ・レポート) | 
| 5 | レーガン政権の新自由主義体制と教育改革(学力低下(『危機に立つ国家』の講読) | 
| 6 | 日米の学校制度・教員文化の違い-モデルとなった日本の教育) | 
| 7 | アメリカの地方分権主義(学区自治主義)と教育改革-マサチューセッツ州を中心にー | 
| 8 | 政治と教育改革-州知事主導型の教育改革- | 
| 9 | ブッシュ(父)・クリントン・ブッシュ(子)時代の政治と教育改革-学力向上政策を中心に- | 
| 10 | オバマ政権の政治と教育改革-競争型社会における教育のあり方- | 
| 11 | 教育の市場化・民営化の事例:ビデオ「チャーター・スクール」(ミニ・レポート) | 
| 12 | 米国企業と教育改革の歴史-企業財団と教育改革の関連性ー | 
| 13 | 授業内試験 | 
| 14 | 課題の整理と理解度の確認 | 
| 15 | 授業の総括とテスト・レポートの解説と評価 | 
| その他 | |
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| 教科書 | 北野秋男 『日米のテスト戦略-ハイステイクス・テスト導入の経緯と実態』 風間書房 2011年 第1版 なし  | 
              
| 参考書 | 北野秋男 『現代アメリカの教育アセスメント行政の展開』 東信堂 2009年 第1版 なし  | 
              
| 成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(30%)、授業内テスト(50%) 試験、レポート、出席などで総合的に判断する。  | 
              
| オフィスアワー | 授業の開始前と終了後に実施する。メールアドレス:kitano@chs.nihon-u.ac.jp |