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地理歴史科教育法Ⅱ

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科目名
平成27年度以前入学者
地理歴史科教育法Ⅱ
教員名 揚村 洋一郎・茂泉 吉則
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ 生徒の興味・関心・意欲を高める地理歴史科教育の展開と指導方法-学習指導要領と教育課程の意義及び地理歴史科の授業の在り方と工夫-
授業のねらい・到達目標 地理歴史科の担当教員として、その学習指導を通して教育課程の意義及び編成の方法を学ぶとともに、学習指導要領の要点や地理歴史科の授業の現状を実際の高等学校の教育現場等を事例として取り上げながら、総合的に理解していく。また、一般的に苦手意識の強い地理歴史科の各科目に対して、生徒の興味・関心・意欲を高めるための授業の在り方や教材作成の工夫と観点、指導方法の実践事例などを通して、どの授業でも使えるための実践力を養う。さらには、実際の各学校での様々な実践事例を通して、現在学校現場で発生している教育事情の実際を検証しながら、どの科目でも自信をもって教科指導ができるレベルまで高めていく。なお、公立学校及び私立学校の動向や教員採用選考方法などにも触れながら多面的に授業を進める。
授業の方法 講義形式で授業を行う。使用する教材は、毎時間配布するプリントによる教材である。その他には、地理歴史科教育法や学習指導要領に関するテキストを紹介する。また、各種の統計資料や地図帳、年表や史料などを使用する場合もある。なお、本授業は、揚村と茂泉のオムニバス形式で行ない、揚村が全7回、茂泉が全8回担当する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学習:学習指導要領の総則と地理歴史科及び各科目の内容や取扱いの留意点などを読み込んでおくこと。
事後学習:毎時間配布するプリントによる教材や資料をファイルに綴じ、常に復習しながら意識を高めておくこと。
授業計画コメント:我が国の教育施策の流れや現状、教育課程の変遷などの大きな動向を通して教育の現状を捉えながら、高等学校の実際の現場の事例を通して授業の在り方や地理歴史科教員への期待などを段階的に学んでいく。
授業計画
1 学校が求める地理歴史科教員及び教育課程の意義と編成
 -教科指導担当者の心構えと学習指導要領の意義-(担当:茂泉)
2 地理歴史に必要とされる基礎的学習方法・授業を行うスキルを習得する。
 ―学習指導要領と教育課題(グローバル化に向けて)― (担当:揚村)
3 よりよい授業づくりに向けた地理歴史分野における指導技術の基本、
 ―授業展開の工夫アクティブラアニング等― (担当:揚村)
4 地理歴史科の各科目と中学校社会科との関連①
 -学習指導要領を通して相違を探る-(担当:茂泉)
5 地理歴史科の各科目と中学校社会科との関連②
 -中学校社会科と関連した地理歴史科の教材作成の考察-(担当:茂泉)
6 中・高等学校における学習指導要領と授業展開、
 -学習指導法事例Ⅰ-世界史-(担当:揚村)
7 中・高等学校における学習指導要領と授業展開、
-学習導法事例Ⅱ-日本史-(担当:揚村)
8 専門性に期待される地理歴史科教員の役割と使命
 -最近の教員採用試験の分析から探る-(担当:茂泉)
9 中・高等学校における学習指導要領と授業展開、
 -学習指導法事例Ⅲ-地理-(担当:揚村)
10 地理歴史科教員の教材の活用と工夫
 -新聞記事などを通して教材の活用と工夫にチャレンジする-(担当:茂泉)
11 教科指導の在り方と授業展開の実際
 -事例から学ぶ授業の構成と授業指導力のスキルアップー(担当:揚村)
12 学習指導要領総則を踏まえた他の教科・科目との連携
 -横断的な学習指導の在り方を考察する-(担当:茂泉)
13 講義内容の整理と要点の確認
 -学んだことを通して自らの授業を構築する-(担当:茂泉)
14 新学習指導要領の構造化と改定のねらい
 -新科目地理・歴史総合の特質、文科省開発学校の事例-(担当:揚村)
15 今後の地理歴史科教員に求められている資質
 -教科専門力とプレゼン能力を高めるために-(担当:茂泉)
その他
教科書 教科書は使用しないため購入する必要はない。なお、毎時間教材のプリントを配布し、それを教科書の代替として使用する。
参考書 相談してもらえれば参考書や資料などを紹介する。
成績評価の方法及び基準 平常点(10%)、レポート(10%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(20%)、授業内でのテストやレポート、出席や授業参加状況などを総合的に判断する。(10%)
オフィスアワー 授業終了後、講義室に10分~20分程度残留して質問等に対応する。

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