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社会学特殊研究Ⅰ

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科目名
平成28年度以降入学者
社会学特殊研究Ⅰ
科目名
平成27年度以前入学者
社会学特殊研究1
教員名 松下 武志
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 社会病理と逸脱の社会学
授業のねらい・到達目標 社会問題、社会病理 逸脱行動論の基礎になっている概念や理論枠組みを探る。
社会現象に関する仮説を立てそれを実証する道筋を教示する。
現代社会に生起する社会問題、社会病理、逸脱行動等に関する知識や感受性を豊かにする。
授業の方法 担当教員が講義形式で行う。ただし、講義の中で、受講者にレポートを書いてもらったり、意見を述べてもらうことがある。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業計画に挙げたテーマについて、事前に参考文献や資料に目を通し、授業後には紹介文献や配布資料を参考に授業ノートを補充・整理しておくとレポート作成がスムーズに行える。
授業計画
1 ガイダンス 社会学的視点 主観主義 客観主義 マクロ メゾ ミクロ
歴史分析 地域比較
2 社会病理、正常・異常、正常・病理 社会タイプの設定と病理の相対性 判定基準の適用順序
3 社会学的にみた暮らしやすい集団組織(社会移動の視点から)
4 社会学的にみた住みやすい地域(地位結晶の視点から)
5 中間総括と授業内レポート(1)
6 アメリカ型社会問題論(R・K、マートン等を例に)犯罪・非行と階層、アノミーと個人の適応様式
7 ヨーロッパ型社会問題論(K,マルクス等を中心に)貧困 搾取 階級分解
8 現代日本社会の犯罪・非行問題
 犯罪非行の年少・凶悪化 重罰化と更正問題
 初犯と累犯 中和化の技術
9 現代日本の教育問題
 学歴主義の功罪(学歴・学力・人格の相関)、 教育機会の配分問題:身分から能力へ(帰属・所属主義から業績・達成主義へ:後者に内在する課題)
10 中間総括と第2回授業内レポート
11 現代社会とアルコール問題 アメリカ禁酒法(1920年)の教訓:理念と現実 婦人キリスト教婦人同盟(道徳的十字軍)と酒造酒販業者の思惑と離反(既得権層と新規参入層の利害相反) 犯罪・家庭崩壊減少せず ギャングの暗躍 14年間で修正
12 断酒の誓い:「神」への誓いと「世間」への誓い 組織集団原理(閉鎖と開放)
13 キッチンドリンカーと空の巣症候群 アダルトチルドレン 共依存 アメシスト シングル 自助と共 助 狭義の共助と広義の共助
14 自主学習
15 期末試験
その他
参考書 松下武志 『『酒害者と回復活動』』 学文社 2007年 第1版
松下武志 『『日本の社会病理文献選集』』 クレス出版社 2011年 第1版
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、レポート(50%)
オフィスアワー 木曜日の授業時間の前後の時間帯
場所:授業の行われる教室

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