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英米文学演習2 (2年生用)

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科目名
平成28年度以降入学者
英米文学演習2 (2年生用)
科目名
平成27年度以前入学者
英米文学基礎演習2
教員名 飯田 啓治朗
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ イギリス文学研究入門―ヒロインからシェイクスピアの悲劇を考える
授業のねらい・到達目標 没後400年のアニバーサリーであった昨年、本国イギリスはもちろん、日本でも数多くのシェイクスピア劇が上演されました。この授業では、イギリス文学研究の入門として、シェイクスピアの悲劇作品の女性主人公について書かれた批評を読むことをもとにして、自らも作品全体を実際に読み、イギリス文学研究の一端に触れることをねらいとします。
また、教科書の徹底した英文精読により、今後のイギリス文学研究に必要な英文読解力を向上させることを目標とします。
授業の方法 演習形式により、受講者全員の下調べをもとにして、教科書の英文を精読していきます。
作品の翻訳の読書結果にもとづいた考察の発表やディスカッションを行います。
また、作品をより身近なものにするために、舞台公演、TVドラマ、映画、アニメ、人形劇によるシェイクスピア作品(英語・日本語)を鑑賞します。
履修条件 4月の学年ガイダンス日に履修希望の申込手続きを行い、この授業に振り分けられた者。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学習として、90分以上の時間をかけて、教科書の英文について、発音、語彙、文法事項について下調べをし、ノートを作成すること。また、読書ノートを作成し、作品の翻訳を読んで、自分で気付いたことや疑問点をメモしておくこと。
事後学習として、授業後、当日中に60分以上の時間をかけて、教科書とノートの復習を行い、さらに、actor/actressになったつもりで、教科書に引用されている台詞を暗記するように努めること。
授業計画
1 『オセロー』におけるデズデモーナ (1)
[準備]教科書pp. 30-32を精読しつつ、作品の翻訳を該当場面まで読んでおくこと。
2 『オセロー』におけるデズデモーナ (2)
[準備]教科書pp. 33-35を精読しつつ、作品の翻訳を該当場面まで読んでおくこと。
3 『オセロー』におけるデズデモーナ (3)
[準備]教科書pp. 36-38を精読しつつ、作品の翻訳を該当場面まで読んでおくこと。
4 『オセロー』におけるデズデモーナ (4)
[準備]教科書pp. 39-41を精読しつつ、作品の翻訳を最後まで読んでおくこと。
5 『マクベス』におけるマクベス夫人 (1)
[準備]教科書pp. 42-44を精読しつつ、作品の翻訳を該当場面まで読んでおくこと。
6 『マクベス』におけるマクベス夫人 (2)
[準備]教科書pp. 45-47を精読しつつ、作品の翻訳を該当場面まで読んでおくこと。
7 『マクベス』におけるマクベス夫人 (3)
[準備]教科書pp. 48-50を精読しつつ、作品の翻訳を該当場面まで読んでおくこと。
8 『マクベス』におけるマクベス夫人 (4)
[準備]教科書pp. 51-54を精読しつつ、作品の翻訳を最後まで読んでおくこと。
9 『リア王』におけるコーディリア (1)
[準備]教科書pp. 55-56を精読しつつ、作品の翻訳を該当場面まで読んでおくこと。
10 『リア王』におけるコーディリア (2)
[準備]教科書pp. 57-58を精読しつつ、作品の翻訳を該当場面まで読んでおくこと。
11 『リア王』におけるコーディリア (3)
[準備]教科書pp. 59-60を精読しつつ、作品の翻訳を該当場面まで読んでおくこと。
12 『リア王』におけるコーディリア (4)
[準備]教科書pp. 61-62を精読しつつ、作品の翻訳を該当場面まで読んでおくこと。
13 『リア王』におけるコーディリア (5)
[準備]教科書pp. 63-65を精読しつつ、作品の翻訳を最後まで読んでおくこと。
14 授業内試験
[準備]冬季休暇を利用して、教科書pp. 30-65を復習し、3つの作品の翻訳を何度も読み直しておくこと。
15 総括、3年生に向けての課題
[準備]試験についての振り返り、復習。
その他
教科書 Peter Milward著, 青山誠子編註, Shakespeare’s Tragic Heroines, 鷹書房弓プレス, 2002
松岡和子訳 『オセロー』 (ちくま文庫)筑摩書房
松岡和子訳 『マクベス』 (ちくま文庫)筑摩書房
松岡和子訳 『リア王』 (ちくま文庫)筑摩書房
初回の授業から使用します。4月のガイダンス期間中に購買部で購入の上、出席すること。
なお、版により内容が異なるため、必ず購買部に入荷した版を購入すること。
参考書 授業で紹介する。
授業で紹介された参考文献は、必ず検索をし、図書館などで入手し、よく読んで試験に備えること。
また、文献だけでなく、授業で紹介する、シェイクスピア作品の舞台公演や絵画展などにも積極的に足を運んでもらいたい。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(25%)、授業内試験(50%)、発表・レポート(25%)
授業参画度は、授業の受講に対して真摯であるかどうか、授業にかかわるあらゆる事柄を評価材料とする。
オフィスアワー 第1回授業で伝達する。
備考 補足事項は、第1回授業で伝達する。

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