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| 科目名 平成27年度以前入学者  | 
                イギリス文学特殊講義2 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 野呂 有子 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 | 
| 科目群 | 英文学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業テーマ | 16世紀英国エリザベス朝の花Edmund Spenser、16世紀から17世紀初頭の英国演劇界に燦然と輝く、William Shakespeare、17世紀英国の国民的叙事詩人John Milton、英国の特殊な宗教・政治状況を反映して翻訳の多い、聖書英語訳書などの作品を総合的に扱うことによって、英国近代の文学、思想、歴史、宗教的背景について理解を深める。さらに、通常は文学者の中には位置づけられることの少ないエリザベス女王についても光を当てて、後の英国に女性作家たちの花園となるに至った契機がこの女王にあることを総合的に検証する。 | 
|---|---|
| 授業のねらい・到達目標 | 近代英語の根幹を為す三本柱はShakespeare、The Authorized Version of King James Bible(通称、『欽定英訳聖書』)そしてMiltonであることは英米では常識であるが、日本ではなぜかShakespeareと『欽定英訳聖書』のみが取り沙汰され、Miltonは等閑視されている。本講義ではミルトンや、スペンサー、そして、通常は文学者としては位置づけられることの少ないエリザベス女王も視野に入れて考察を行う。特に、彼女から多くのinspirationを受けたと想定される、ミルトンの文体について綿密に考察を行う。彼は叙事詩の伝統の最後に位置し、英米の自由民主主義の先駆けとなる文書を作成した人物だからである。 | 
| 授業の方法 | 主として担当教師がテーマに沿って講義を行う。 | 
| 履修条件 | 後学期は、主として当時の文学作品の位置づけ、宗教、政治などについて、当該作家たちとの関連で全体を俯瞰する。授業計画はあくまでも計画であるので、実際の授業の進行状況によって、ある程度の変更がありうることを、あらかじめ承知されたい。 | 
| 事前学修・事後学修,授業計画コメント | 学生は配付資料に必ず事前に目を通して、授業内容の大枠をあらかじめ理解しておくことが望まれる。当該作家の作品については、優れた日本語訳が入手可能であるため、授業開始以前に主な作品を日本語訳で読了しておくことが授業の速やかな理解には欠かせない。 | 
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 | イントロダクション | 
| 2 | 16世紀および17世紀における女性と文学 その1 | 
| 3 | 16世紀および17世紀における女性と文学 その2 | 
| 4 | 16世紀および17世紀における女性と文学 その3 | 
| 5 | 16世紀および17世紀における女性と文学 その4 | 
| 6 | 16世紀および17世紀における女性と文学 その5 | 
| 7 | 16世紀および17世紀における女性と文学 その6 | 
| 8 | 16世紀および17世紀における社会と文学 その1 | 
| 9 | 16世紀および17世紀における社会と文学 その2 | 
| 10 | 16世紀および17世紀における社会と文学 その3 | 
| 11 | 16世紀および17世紀における社会と文学 その4 | 
| 12 | 16世紀および17世紀における社会と文学 その5 | 
| 13 | 16世紀および17世紀における社会と文学 その6 | 
| 14 | 授業内試験の実施 | 
| 15 | 後期の講義の総括 | 
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 担当教師が随時、準備した資料を適宜配付する。 | 
| 成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(20%) 成績は平常点(30%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(20%)を合わせて総合的に判断する。  | 
              
| オフィスアワー | 毎週水曜日野呂研究室にて行う。 |