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科目名 | 哲学史特殊講義2 | ||||
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教員名 | 宮原 琢磨 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 近代フランスにおけるhonnête hommeの思想の系譜的研究 |
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授業のねらい・到達目標 | 今日われわれが見失ってしまった、人間主義(humanisme)と民主主義(démocratie)の基本であるhonnête hommeの概念が如何に成立し、如何に発展・確立されたかを歴史的に検証する。 |
授業の方法 | 講義形式。配布資料の読解を通して、テーマの考察と理解を深める。 |
履修条件 | なし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 参考文献の指示ならびに資料の配付は授業中に行う。 |
授業計画 | |
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1 | honnête hommeの思想の系譜的研究の概要について理解する。 |
2 |
モンテーニュ(Michel de Montaigne1533-92)の生涯と時代、ならびに『随想録(Essais)の成立について理解する。 〔準備〕『随想録』を読む。 |
3 |
『随想録』を通して、モンテーニュの人間観と宗教観を理解する。 〔準備〕同上、特に第8章,20章を精読する。 |
4 |
『随想録』の中で展開された教育論を通してhonnête hommeの概念が如何に形成されたかを理解する。 〔準備〕同上、ならびに第25章,26章を精読する。 |
5 |
パスカル(Blaise Pascal1623-62)と『パンセ(Pensées)』。『パンセ』を通して、パスカルがhonnête hommeとして、またキリスト者として生きた軌跡を辿る。その1。 〔準備〕『パンセ』を読む。 |
6 |
パスカルの人間観について。パスカルの「福音」を理解することに努める。 〔準備〕同上、特にアルノーとの関係について、配布資料を通して考察する。 |
7 |
アルノー(Antoine Arnauld1612-94)とポール・ロワイヤル修道院の宗教改革運動について理解する。 〔準備〕配布資料を読む |
8 |
アルノーの実践の軌跡を資料を通して理解する。その1。 〔準備〕配布資料を読む |
9 |
アルノーの実践の軌跡を資料を通して理解する。その2。 〔準備〕配布資料を読む |
10 |
ルソー(Jean Jacque Rousseau(1712-78)の人間観を『人間不平等起源論(Discours sur l'origine de l'inégalité parmi les hommes 1755)』を読解しながら理解する。その1。 〔準備〕上記作品を読む |
11 |
ルソーの人間観、その2。『社会契約論(Contrat social 1762)』と『エミール(Emile,ou de l'éducation)』を通して市民(citoyen)の概念を解釈する。 〔準備〕上記作品を読む |
12 |
ルソーの人間主義と民主主義の思想を当該テクストを通して理解する。その1。 〔準備〕上記作品を読む |
13 |
ルソーにおける人間主義と民主主義の思想の理解、その2。 〔準備〕上記作品を読む |
14 |
フランス大革命とその後の歴史のなかで人間主義と民主主義の思想が如何に展開されたのかを理解する。 〔準備〕配布資料を読む |
15 | 今日の社会における人間主義と民主主義について、検討と討論を行う。そして人間主義と民主主義を支えるhonnête hommeの意味を理解する。 |
その他 | |
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教科書 | 授業中に指示 |
参考書 | 授業中に指示 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点と小レポートによる採点に従って評価する(100%) |
オフィスアワー | 各金曜日午後2時30分以降 |