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平成28年度以降入学者 | 日本語中上級6 | ||||
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平成27年度以前入学者 | 日本語中上級6 | ||||
教員名 | 鮮于 媚 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | このクラスは日本語を話すトレーニングをします。具体的には、次の二つを中心にトレーニングを行います。 1) 正確に日本語を読む(発音する)トレーニング 2) 話し方に対するトレーニング 1) については、現代文学の名作である芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ)の蜘蛛の糸(くものいと)を音読しながら、音読の時に必要な発音の情報、例えば、アクセント、イントネーションなどを学びます。 2) については、様々な場面における音声表現を中心にトレーニングを行います。 |
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授業のねらい・到達目標 | 到達目標は次の通りです。 1) 日本語の発音の特徴を理解し、その感覚を学習・体得し、日頃の日本語にも応用できる。 2) 日本語の音読を通じ、日本語を正確に発音することができる。 3) 日本語の話し方の多様性を学び、場面を考慮した音声表現ができる。 |
授業の方法 | 授業は二つのパートに分かれます。 1)音読と日本語の発音(リズム、アクセント、イントネーション) 2)話し方のトレーニング 音読をしながら、音読をするために必要な音声情報を勉強します。話し方については毎回、様々な場面を提示し、話し方について話し合います。テーマによっては、課題が出ます。課題の遂行することで、より具体的に話し方を検討します。 |
履修条件 | 日本語を母語としない留学生を対象とします。2年生以上の学生が対象となります。 留学生のみ履修可。第1回の授業時にレベル調整を行うので、履修希望者は必ず出席すること。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業では、音読の作品として蜘蛛の糸を読みます。その他の作品は事前、事後に読む必要があります。読んだことを前提として授業は進めていきます。その他、日本語の発音については、毎回授業で取り上げているテーマにそって、予習および復習を行ってください。特に、ネット上でアクセントの自律学習ができるOJAD(Online Japanese Accent Dictionary)は必ず使用法を熟知し、普段の生活にも活用するようにしてください。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション 授業の説明、話し方のトレーニング 芥川龍之介について調べる(課題) |
2 |
芥川龍之介について(先週調べた課題について発表) 蜘蛛の糸(くものいと)について紹介 |
3 | 蜘蛛の糸1(内容把握):語彙・意味の確認 |
4 |
蜘蛛の糸1(音読):区切り、アクセント 日本語のアクセント法則(アクセント辞典、OJAD利用) |
5 |
蜘蛛の糸1(音読):区切り、アクセント (復習) 話し方のトレーニング1:問い合わせをする |
6 |
蜘蛛の糸1(音読):への字、イントネーション付与 蜘蛛の糸2(内容把握):語彙・意味の確認 |
7 |
蜘蛛の糸2(音読):区切り、アクセント 話し方のトレーニング2:お願いをする |
8 |
蜘蛛の糸1、2(音読):イントネーション付与 話し方のトレーニング3:お店やサークルの宣伝をする |
9 |
蜘蛛の糸3(内容把握):語彙・意味の確認 蜘蛛の糸3(音読):区切り、アクセント、イントネーション付与 |
10 |
音読:蜘蛛の糸すべて 日本語の発音の練習 |
11 |
音読:蜘蛛の糸1 発音練習:現代語のアクセントの聞き取りおよび発音の練習 話し方のトレーニング4:誘う、断る、謝る |
12 |
音読:蜘蛛の糸1 発音の練習:よく使うことばのアクセント |
13 |
音読:蜘蛛の糸1 話し方のトレーニング5:道や交通の案内をする |
14 | 音読テスト |
15 | 話し方のトレーニング6:雑談をする |
その他 | |
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参考書 | 田中真一、窪薗晴夫 『日本語の発音教室 —理論と練習—』 くろしお 1999年 第1版 戸田貴子 『コミュニケーションのための日本語発音レッスン』 スリーエーネットワーク 2004年 第1版 中川千恵子, 木原郁子, 赤木浩文, 篠原亜紀 『伝わる発音が身につく!にほんご話し方トレーニング』 アスク 2015年 第1版 斎藤孝 『斎藤孝の音読陂6 羅生門(らしょうもん)』 小学館 2010年 第1版 野田尚史・森口稔 『日本語を話すトレーニング』 ひつじ書房 2015年 第4版 日本語の発音の練習ができる参考書です。授業だけでは、発音の練習が十分ではないので、参考書を基本として、各自練習を進めてください。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(30%)、授業参画度(50%)、課題(20%) 授業中に行う音読に対する評価は授業参画度に反映されます。出欠については、欠席をすると総合点数からマイナス2点となります。遅刻(授業開始15分以上)は1回マイナス1点になります。ただし、30分以上遅刻をした場合は、欠席と同様の扱いとなります。 |
オフィスアワー | 事前にメールをください。 メールアドレスはオリエンテーションの時にお知らせします。 |