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東洋史特講5

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平成28年度以降入学者 東洋史特講5
平成27年度以前入学者 東洋史特講5
教員名 多々良 圭介
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 清朝の全盛期である「盛世」とは、どのようなものであったのか。
授業のねらい・到達目標 中国東北部を起源とする清朝は、17~18世紀にかけて、現代中国の基盤となる巨大領域を北東ユーラシアに築き上げました。本講義では、前代明朝との比較と共に、①銀を中心とした当時の世界経済における中国の位置付け、②当時の行政文書や地方官の著作から、中国の地域社会と王朝中央との関係、③「盛世」と称される清朝全盛期の実態はどのようなものであったか。これら3点から、清朝が現代中国に与えた影響を講述すると共に、今後の国際社会の可能性についても考えていきます。
授業の方法 講義形式となります。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業内容への理解を深めるため、毎授業終了後に提示する、参考文献を読んで下さい。
授業計画
1 ガイダンス
2 明朝の時代①―銀と北虜南倭―
3 明朝の時代②―皇帝独裁と宦官―
4 明清交替①-清朝の勃興-
5 明清交替②-「亡天下」からの再生と中国内地の統一-
6 清朝支配の確立と安定 ①-清朝とモンゴル・チベット-
7 清朝支配の確立と安定 ②-皇位継承の確立-
8 清朝支配の確立と安定 ③大義覚迷録 -「夷」からの対話-
9 檔案から見る清朝の統治構造
10 清朝の「盛世」①-清朝の領域と「十全老人」-
11 清朝の「盛世」②-人口の増加-
12 清朝の「盛世」③-割辮案から見る全盛-
13 清朝の法的支配とその拡張
14 期末試験
15 まとめ- 一九世紀への予兆 -
その他
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、平常点(30%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 授業終了後に受け付けます。

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