東洋史特講１

授業テーマ	オスマン帝国と地方支配
授業のねらい・到達目標	【授業のねらい】本講義では、中央の視点ではなく、地方の視点から前近代のオスマン帝国の歴史を見ていきます。はじめに前近代のオスマン史を外観した後、アラブ・イラン・トルコ世界の結節地域であるアナトリア南東部に焦点を当て、同地域の歴史を詳しく見ていくことで、オスマン帝国とその地方支配について考えます。【到達目標】（１）オスマン帝国の歴史的展開を理解する。（２）オスマン帝国とその支配体制を多角的・多面的に理解する。
授業の方法	講義形式。講義はパワーポイントを用いて進行し、それに対応したプリント（穴埋め式）を配布します。視聴覚教材も利用します。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	事前学習の必要はありませんが、授業後に配布プリントを見直して事後学習につとめてください。

授業計画
1	オスマン帝国以前のアナトリア：セルジューク朝とルーム・セルジューク朝
2	オスマン侯国のはじまり
3	バルカンへの進出
4	中央集権国家への発展（１）
5	中央集権国家への発展（２）
6	前半のまとめ
7	映像資料：現代のアナトリア南東部（１）
8	映像資料：現代のアナトリア南東部（２）
9	オスマン帝国以前のアナトリア南東部
10	アナトリア南東部の社会：部族を中心とした社会
11	アナトリア南東部とオスマン支配（１）：オスマン帝国による征服
12	アナトリア南東部とオスマン支配（２）：地方行政組織
13	アナトリア南東部とオスマン支配（３）：ディルリク制
14	補足
15	後半のまとめ

その他
教科書	教科書はありません。毎回プリントを配布します。
参考書	林佳世子『オスマン帝国500年の平和（興亡の世界史10）』講談社 2008年
成績評価の方法及び基準	授業内テスト(100%) ２回の小テスト（50％×2）により評価します。
オフィスアワー	授業終了後に声をかけてください。授業の前後に本館2Fの講師室でも対応します。
備考	講義の進め方、小テスト、成績評価など重要事項を説明するので、初回は必ず出席してください。