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東洋史特講2

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平成28年度以降入学者 東洋史特講2
平成27年度以前入学者 東洋史特講2
教員名 渡部 良子
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ モンゴル帝国と西アジア・イスラーム社会
授業のねらい・到達目標 【授業のねらい】
 13-14世紀、モンゴル帝国の時代は、世界史における重要な時代とされています。13世紀初頭、北アジアに勃興したモンゴルの大征服と広大な帝国の建設は、ユーラシアに活発な東西文化交流をもたらし、ヨーロッパから東アジアにいたる各地の歴史に様々な影響を与えました。
 西アジア・イスラーム社会においても、モンゴル帝国時代は、政治・社会・文化思想のさまざまなレベルで近世・近代に連続する変化が生じた重要な時代でした。本講義では、13-14世紀のモンゴル帝国時代が西アジア・イスラーム社会にどのようなインパクトを与えたのか、現代の中東地域の社会・文化のありかたにも深く関わる多宗教共存、イスラーム思想、歴史認識、言語文化、他者認識などのテーマを通し考察していきます。
【到達目標】
(1)モンゴル帝国時代からそれ以後の西アジア・イスラーム史の展開を詳しく学び、理解する。
(2)モンゴル帝国時代という変動の時期の歴史を通し、現代までつながる西アジア・イスラーム社会の社会・文化的特徴を理解する。
授業の方法 講義形式で行います。毎回事件史に関わる基礎知識や関連史料の翻訳などをまとめた予習用の参考資料を事前に配布し、その内容を踏まえつつ、パワーポイントおよびレジュメに基づき講義を行います。
履修条件 履修条件はありません。関心がある人は「東洋史」「モンゴル帝国史」といった専門を問わず履修して下さい。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前配布する予習用参考史料を読んできて下さい。講義内容がより良く理解できます。
授業計画
1 はじめに:世界史におけるモンゴル帝国時代と西アジア・イスラーム社会
2 西アジアの多宗教世界:キリスト教
3 西アジアの多宗教世界:ユダヤ教
4 西アジアの多宗教世界:モンゴル支配下の東西交流と仏教
5 イスラーム思想の変容:イスラーム政治思想
6 イスラーム思想の変容:イスラーム政治思想
7 イスラーム思想の変容:少数派シーア派
8 イスラーム思想の変容:少数派シーア派
9 世界認識:歴史叙述の発展
10 世界認識:歴史叙述の発展
11 世界認識:言語と文学
12 世界認識:言語と文学
13 他者認識:イスラーム社会における「モンゴル」像の変遷
14 理解度の確認
15 テストの解説と補足
その他
参考書 毎回テーマに合った参考文献を紹介します。
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、平常点(40%)
第14回の試験と、毎回提出してもらうコメントシートによる理解度の確認で評価を行います。
オフィスアワー 授業後に質問に来て下さい。

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