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歴史民俗学1

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平成28年度以降入学者 歴史民俗学1
平成27年度以前入学者 歴史民俗学1
教員名 岸本 昌良
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 身近な民俗(ムラ・マチ)
授業のねらい・到達目標 歴史民俗学とは歴史を民俗学の視点で考える学問です。講義では初めに、民俗学とは何かを明らかにします。民俗という語には「ならわし」や「しきたり」という意味と英語Folk-Loreの翻訳語という側面があります。江戸期、「ならわし」を調べる風俗研究があり、明治期に盛んになります。一方で、19世紀(江戸後期)、産業革命後の英国で「Folk-Lore」は生まれ、英国民俗学が成立し、明治後期、日本にもたらされ、英国民俗学の影響下で日本民俗学が成立します。なお、講義では英国の民俗にも言及します。
 日本民俗学の成立を確認後、生活に身近な民俗として、村(ムラ)と都市(マチ)の「しきたり」「ならわし」を考察します。民俗(「ならわし」)は人の生活に深く結びついていおり、民俗学ぶことは今後の社会生活で役立ちます。また、歴史を民俗学の視点でみる重要性を理解する。
授業の方法 授業時に配布するプリントをもとに展開をする。また、関連する民俗行事の映像などがあれば使用する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 配布資料中心に講義が進みます。特定のテキストの指定はできません。ただ、毎年、資料が多いとの感想をもらいます。講義中に資料説明をしますが、講義後、再度、配布資料を良く読んでください。そこで、分からないことがあれば、次回、質問してください。また、資料の性格上、旧字体の漢字があり、読みづらいとの声も聞きます。史学科の講義である以上、辞書引きに努力してください。事前学修が必要な場合は以下に記してありますが、必要があれば、適宜指示いたします。
授業計画
1 ガイダンス・民俗とは何か
2 民俗学の成立(イギリス民俗学①)
3 民俗学会の成立(イギリス民俗学②)
4 イギリス民俗学のまとめ(イギリス民俗学③)
5 日本民俗学会(第一次)の成立
6 柳田国男と民俗学
準備:事前に柳田國男の著作を一点読んでくること
7 ムラ(村)とは何か
8 ムラ(村)の変化(地方改良運動)
9 ムラ(村)のしきたり(共同・協力・村法)
10 ムラ(村)のしきたり(ムラハチブ)
11 マチ(都市)のしきたり・仕組み①(町会)
準備:事前に自分の住む所の町会名・自治会の名称を調べること
12 マチ(都市)のしきたり。仕組み②(マンション)
準備:事前に自分の近所にあるマンションの名称を調べること
13 マチ(都市)の民俗(町鳶)
14 若者のしきたり(若者組/年齢階梯制社会)
15 まとめ
その他
教科書 使用しない
参考書 授業中に指示する
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業内テスト(20%)、授業参画度(30%)
オフィスアワー 授業内に配布する質問票(兼出席票)に記入・提出してください。次回に回答します。

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