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民俗学1

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平成28年度以降入学者 民俗学1
平成27年度以前入学者 民俗学1
教員名 野村 典彦
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 口から耳へと語り継がれてきた文芸
授業のねらい・到達目標 伝承文学を学ぶ基礎力を身につけるとともに、顔を見ておこなう生身のコミュニケーションが失われがちな今日の生活を省みる手がかりを得られるようにする。
授業の方法 印刷物を配布しながらの講義
事前学修・事後学修,授業計画コメント 教室外での学習として、柳田国男『遠野物語』を読むことを課する。
授業計画
1 蛇にみこまれた女 -三輪山神話と『夜叉ヶ池』-
2 マク●●●ドの肉 ―都市伝説と『羅生門』―
3 ザシキワラシと異人殺し -『夢十夜』第三夜―
4 『遠野物語』の誕生 ―こっくりさんと怪談会―
5 『遠野物語』の描くカッパ ―観光と伝承―
6 炭鉱の幽霊と学校の怪談 ―民話と日本人の戦後―
7 『富嶽百景』のバスガイド ―民謡・伝説の楽しまれ方―
8 桃太郎の1930年 ―岡山の桃太郎が怠け者であること―
9 昔話の伝承形態 ―相槌の意味―
10 話は庚申の晩 ―源義経がチンギス=ハーンであること―
11 鮭の大助がくる晩 ―魚の背に乗ってきた男―
12 おとぎ話の「トギ」 ―モノガタリをする晩―
13 現代の語り手 -ホテルでの語り、列車内での語り-
14 まとめ
15 現代の伝承 ―汽車に化けた狸や狐―
その他
教科書 なし
参考書 柳田国男 『遠野物語』 各社(文庫本でよい)
野村純一 『野村純一著作集』 清文堂出版 2010年
野村敬子 『語りの回廊』 瑞木書房 2008年
野村典彦 『鉄道と旅する身体の近代』 青弓社 2011年
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、平常点(10%)、レポート(30%)
出席状況は授業時のアンケートなどとともに平常点の評価に加える。
オフィスアワー 講師室(授業前)。もしくは授業後に教室で。

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