農山村再生論

授業テーマ	第２次大戦後における日本の農山村地域の変化と変容、この地域の再編成プロセスなどを踏まえ、この地域の課題と問題点を分析しながら、この地域の再生することの重要性と再生の在り方を考える。
授業のねらい・到達目標	第２次大戦後における日本の社会・経済発展の中で、さらに、グローバル化が進展する中で、、農山村地域はどのように変化し、再編成されてきたのかについて理解する。その上で，農山村地域の価値と役割を再認識しながら、この地域の再生にはどのような方法が考えられるのか，いかなる方法が農山村地域の持続的発展となりうるのかについて考える。
授業の方法	授業は、配付した資料やＰＰなどを使用しながら、講義形式で実施する。
履修条件	「農業地理学」を履修していること。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	食料問題や環境問題から農山村地域の在り方が注目されているが、なぜ、この地域が重要なのかを考えて受講することを希望。

授業計画
1	授業内容の説明
2	第２次大戦前の農山村地域の性格と特徴
3	1950年代から1990年代までの社会・経済の発展と農山村地域への影響
4	2000年代の社会・経済の発展と農山村地域の役割
5	1950年代から1990年代までの農山村地域における機能の変化
6	2000年代の農山村地域における機能の変化
7	中山間地域の過疎問題の現状と対策手法
8	内発的発展に関わる宮崎県綾町の自然循環型農業
9	地域資源を生かした農山村地域の活性化の手法
10	農山村地域の持続性に資する奥山・里山・里地の考え方
11	農山村地域の再構築のための地産地消の導入
12	カリフォルニア州デービス市おける農山村地域発展の取り組み
13	農山村地域の再構築と持続的発展の議論の必要性
14	課題研究（授業内テスト）
15	まとめ

その他
参考書	2年次の農業地理学で使用したテキストを参考とする。
成績評価の方法及び基準	試験(90%)、レポート(10%) 定期試験を重視するので、毎回必ず出席することが必要
オフィスアワー	第１回目の授業時に指示する。研究室は８号館４階401です。