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日本文学史4

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平成28年度以降入学者 日本文学史4
平成27年度以前入学者 日本文学史4
教員名 高 榮蘭
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 20世紀半ば以降、現代日本文学の形成と変容
授業のねらい・到達目標 長い間、文学史という枠組みによる議論は難しいとされてきた。それは何故なのだろうか。まずその問いからこの授業を始めたい。本講義では具体的な文学作品や文化現象などに焦点を当てながら、文学の制度性について批判的なアプローチをしていく。その過程で、文学作品と、それが書かれた背景に広がる時代状況や歴史性、文化や社会の成り立ちを関連づけて考察する視点を得ることができるだろう。
授業の方法 テクストはプリントを配布する。その他、映像や写真および参考資料を提示しながら、文学作品や文化現象の浮上にかかわる文脈について論じていく。文章が長いものは前もって配布する予定である。当日までには必ず読んでくること。基本的に講義形式だが、受講者には折にふれて小レポートなどを通して意見を聞く。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 配布するプリントは枚数が多くなる。また、取り上げる作品は、授業中にすべて目を通すことはできないので、授業計画に従い、対象となる作品を通読した上で授業に臨むこと。当日読み切れなかったプリントは、次の回までによく読んでおくこと。
授業計画
1 「文学史」とは何か。
準備:「文学史」という言葉が入っている書物を検索し、目次を確認してくること。
2 関東大震災とメディア
準備:震災関連文学作品について調べてくること。
3 プロレタリア文学の流行
準備:「プロレタリア文学」という言葉の意味を調べてくること。
4 検閲とメディア
準備:紅野謙介『検閲と文学』(河出書房、2009)の目次とはじめにを読んでくること
5 都市と身体
準備:第4回目に配布した予習用の資料を読んでくること。
6 植民地という市場
準備:第5回目に配布した予習用の資料を読んでくること。
7 文芸復興と転向
準備:第6回目に配布した予習用の資料を読んでくること。
8 従軍記の浮上
準備:第7回目に配布した予習用の資料を読んでくること。
9 占領期における身体表象
準備:第8回目に配布した予習用の資料を読んでくること。
10 第一次・第二次戦後派作家という枠組み
準備:第9回目に配布した予習用の資料を読んでくること。
11 原爆をめぐる文学
準備:第10回目に配布した予習用の資料を読んでくること。
12 沖縄をめぐる文学
準備:第11回目に配布した予習用の資料を読んでくること。
13 在日による、在日をめぐる文学
準備:第12回目に配布した予習用の資料を読んでくること。
14 戦争の記憶とメディア
準備:第13回目に配布した予習用の資料を読んでくること。
15 まとめ
準備:これまで配布したすべての資料および受講生自身によるノートを勉強してくること。
その他
教科書 なし。主としてプリントを使用する。
参考書 授業時に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、平常点(30%)、授業参画度(10%)
平常点には、講義内での提出物も含まれる。
オフィスアワー 開講時に伝える。

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