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東洋史基礎実習1

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平成28年度以降入学者 東洋史基礎実習1
平成27年度以前入学者 東洋史基礎実習1
教員名 須江 隆
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 「東洋史」研究の方法を実践的に学ぶ
 「東洋史」、特に前近代の漢字文化圏の歴史を研究する際に必要となる古典漢語史料読解に関わる基礎的知識や語法・文法などを実践的に学び、史料の収集・整理・読解・分析の方法についても実習する。
授業のねらい・到達目標 「東洋史」、特に前近代の漢字文化圏の歴史を研究する際に必要となる古典漢語史料の取り扱い能力を高めることができる。
 ① 古典漢語史料読解に関わる基礎的知識を理解し、運用することができる。
 ② 古典漢語史料の語法・文法を理解することができる。
 ③ 古典漢語史料の収集・整理・読解・分析方法を修得することができる。
授業の方法 講義担当者が選定した古典漢語で記されたテキストを講読し、漢語史料の文体に慣れてもらうとともに、訓読や基本の句形、史料分析の手法についても習熟してもらう。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学修として、毎回の授業で講読するテキストについて、必ず書き下し文と日本語訳を授業用ノートに記してくること。また授業計画の各回で示した準備学修を済ませて授業に臨むこと。事後学修として、各回の授業内容を振り返り、理解度を確認すること。
授業計画
1 授業ガイダンス
 授業の進め方や成績評価の方法等に関する説明を行う。
2 史料を読むにあたってⅠ
 漢語史料読解基礎力確認テストと解説を行う。受講者に漢語史料読解能力を自覚してもらい、今後の学習に役立たせる。
[準備]高等学校までに学んだ漢文の基礎知識を確認しておくこと。
3 史料を読むにあたってⅡ
 漢語史料を読むための辞書・工具書等についてや予習の仕方について説明する。また訓点についても解説する。
[準備]第2回目の授業で配布した「漢文入門篇」の訓点の部分を読んでおくこと。
4 古典漢語史料講読:漢文の訓読Ⅰ
 訓点(返り点・送り仮名)及び書き下し文について実践的に学ぶ。
[準備]第2回目の授業で配布した「漢文入門篇」の訓点及び書き下し文の部分を読んでおくこと。
5 古典漢語史料講読:漢文の訓読Ⅱ
 漢文の基本的構造や置き字・再読文字について実践的に学ぶ。
[準備]第2回目の授業で配布した「漢文入門篇」の漢文の基本的構造・置き字・再読文字の部分を読んでおくこと。
6 古典漢語史料講読:基本の句形Ⅰ
 使役形について実践的に学ぶ。
[準備]第2回目の授業で配布した「漢文入門篇」の使役形の部分を読んでおくこと。
7 古典漢語史料講読:基本の句形Ⅱ
受身形について実践的に学ぶ。
[準備]第2回目の授業で配布した「漢文入門篇」の受身形の部分を読んでおくこと。
8 古典漢語史料講読:基本の句形Ⅲ
 否定形について実践的に学ぶ。
[準備]第2回目の授業で配布した「漢文入門篇」の否定形の部分を読んでおくこと。
9 古典漢語史料講読:基本の句形Ⅳ
 引き続き、否定形について実践的に学ぶ。
[準備]第2回目の授業で配布した「漢文入門篇」の否定形の部分を読んでおくこと。
10 古典漢語史料講読:基本の句形Ⅴ
 疑問形・反語形について実践的に学ぶ。
[準備]第2回目の授業で配布した「漢文入門篇」の疑問形・反語形の部分を読んでおくこと。
11 古典漢語史料講読:基本の句形Ⅵ
 比較形について実践的に学ぶ。
[準備]第2回目の授業で配布した「漢文入門篇」の比較形の部分を読んでおくこと。
12 古典漢語史料講読:基本の句形Ⅶ
 限定・累加形について実践的に学ぶ。
[準備]第2回目の授業で配布した「漢文入門篇」の限定・累加形の部分を読んでおくこと。
13 古典漢語史料講読:基本の句形Ⅷ
 抑揚・詠嘆形について実践的に学ぶ。
[準備]第2回目の授業で配布した「漢文入門篇」の抑揚・詠嘆形の部分を読んでおくこと。
14 漢語史料読解基礎力確認のための課題学習
[準備]彼までに学んだことを整理・確認し、第13回目の授業で配布した課題プリントを実習する。
15 授業の総括と課題の提出
[準備]第13回目の授業で配布した課題プリントを完成させておくこと。
その他
教科書 古典漢語史料講読用のテキストを授業時にプリントで配付する。
参考書 古典漢語史料講読のための入門書を授業時にプリントで配布する。また必要に応じて、授業中に随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、レポート(40%)、授業参画度(10%)
オフィスアワー 本授業時間の前後のみ、本館2階の講師室にて可。また、授業内でE-mailアドレスを伝えるので、そちらに連絡して下さい。

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