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中国現代文学概説2

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平成28年度以降入学者 中国現代文学概説2
平成27年度以前入学者 中国現代文学概説2
教員名 山口 守
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 中国語中国文化学科
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 中国現代文学と台湾文学の全体像と個別作家論
授業のねらい・到達目標 中国現代文学や台湾文学の全体像を把握しながら,個別作家の作品を読み解く道筋を探索する。単に文学史的に作家や作品を羅列して文学潮流をトレースするのでなく,まず近代という時代に生き,同時に近代そのものの実質を構築して行った個々の作家の優れた作品をどのように読むかを考えながら,近代や文学の概念そのものへ思考を深めて行きたい。
授業の方法 基本的に講義形式である。テキストは指定されたURLからダウンロードする。また指示されたときにノートを提出し、学期末にレポートを作成して提出する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 講義中に言及される具体的作品を自分で読み,レポート作成等を積極的に行うことを期待する。
授業計画
1 リアリズムの確立(茅盾)
2 Chinesenessの創造(老舎)
3 巴金1(中国アナーキズムとナショナリズム)
4 巴金2(愛と革命の文学から<家>へ)
5 巴金3(抗戦期文学)
6 人民文学(毛沢東と趙樹理)
7 新時期文学1(ポスト文革・ルーツ文学・文化熱:北島、莫言を中心に)
8 新時期文学2(内的言語の創出:史鉄生)
9 新時期文学3(マイナー文学の可能性:チベット作家阿来)
10 新時期文学4(新しい叙述の形:高行健とノーベル文学賞)
11 台湾文学1(台湾文学とは何か)
12 台湾文学2(戦前期:日本語文学の誕生)
13 台湾文学3(戦後期:モダニズムと白先勇)
14 台湾文学4(戦後期:郷土文学から台湾文学へ)
15 華文文学と後期のまとめ
その他
教科書 指定のURLからダウンロードする。
参考書 尾崎文昭編『規範からの離脱』(山川出版社)、山口守編『講座台湾文学』(国書刊行会)。
成績評価の方法及び基準 平常点(60%)、レポート(40%)
平常点にはノート提出を含む。また学期末にレポートを提出する。なお指示された時にノートを提出してない者はレポート提出の資格がない。
オフィスアワー 山口研究室
月・水・木6限以降(学科事務室を通じて事前に予約すること)。

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