検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れて、検索してください。
平成28年度以降入学者 | 西洋史概説2 | ||||
---|---|---|---|---|---|
平成27年度以前入学者 | 西洋史概説2 | ||||
教員名 | 高草木 邦人 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 近世後期以降のヨーロッパの歴史 |
---|---|
授業のねらい・到達目標 | 近世・近現代のヨーロッパの歴史を概観し、ヨーロッパにおける「国民国家」と「国家連合」について学修します。近代以前の緩やかな国家の結びつきがどのように分断されていくのか。現在のフランスやドイツといった諸国が「国民国家」という枠組みの中でどのように生まれたのか。そして、「国民国家」という単位の中で、ヨーロッパ諸国が共通の思想や理念をもとにどのように結びついていくのか。これらの学修により、学生は、ヨーロッパ全体の大きな流れを把握し、現在のヨーロッパ各国およびEU全体に関わる諸問題への理解が深まります。なお、到達目標については、成績評価のコメント欄を参照してください。 |
授業の方法 | 当日に配布するプリントや映像資料などを利用しながら、基本的に講義形式をとります。なお、受講者の人数とその理解度に応じて、下記の授業計画を若干変更することがあります。 |
履修条件 | 特になし |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前学修としては、下記に指定したテキストを熟読しておいてください。講義はテキストを読んだことを前提として行い、またテキストに関連した質問を授業中に行います。なお、各回の指定個所については、授業内で伝達します。 事後学修としては、授業内で紹介する推薦図書・参考文献を読み、授業に関連した歴史的事実を正確に理解し、個々の歴史的事実を関連付ける力を養ってください。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
◆ガイダンス 本講義の進め方と評価の基準を説明します 事前学修:指定したテキストを通読しておくこと |
2 |
◆ハプスブルク家による普遍帝国の再建と挫折 「神聖ローマ帝国」について学びます 事前学修:第1回の授業で指示します |
3 |
◆国王を中心とする社会編成と国家 「絶対王政」について学びます 事前学修:第2回の授業で指示します |
4 |
◆近世国家から近代国民国家へ 「主権国家体制」について学びます 事前学修:第3回の授業で指示します |
5 |
◆「国民」の創出と「国民」を中核とした国家 「フランス革命」について学びます 事前学修:第4回の授業で指示します |
6 |
◆諸民族によるフランス革命の模倣 「1848年革命」について学びます 事前学修:第5回の授業で指示します |
7 |
◆ヨーロッパ世界の再編と国民国家建設 「ドイツ統一」について学びます 事前学修:第6回の授業で指示します |
8 |
◆国民の政治参加と国民統合 「ナショナリズム」について学びます 事前学修:第7回の授業で指示します |
9 |
◆世界同時革命の放棄と一国社会主義の採用 「ロシア革命」について学びます 事前学修:第8回の授業で指示します |
10 |
◆国民国家群による国際平和の模索 「国際連盟」について学びます 事前学修:第9回の授業で指示します |
11 |
◆ナチ党の人種主義政策による国家再建 「ナチズム」について学びます 事前学修:第10回の授業で指示します |
12 |
◆冷戦構造の二極化におけるナショナリズム 「冷戦」について学びます 事前学修:第11回の授業で指示します |
13 |
◆軍事同盟・経済協定から国家連合へ 「ヨーロッパ統合」について学びます 事前学修:第12回の授業で指示します |
14 |
◆要点の確認 第13回までに修得した知識を確認します 事前学修:第13回までの授業内容を復習し、要点を整理しておいてください。 |
15 |
◆本講義のまとめ 本講義における総括を行います 事前学修:第13回までの授業内容を復習し、要点を整理しておいてください。 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 岸本美緒・羽田正・久保文明・南川高志 『新世界史B(世B306)』 山川出版 2016年 授業前に指定箇所を必ず読んで参加してください。なお、授業では、毎回プリントを配布します。 |
参考書 | 授業内で適宜指示します。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(60%)、授業参画度(40%) 以下の3点に着目し、その到達度によって成績を評価します。 (1)各回の授業のポイントを正確に理解しているか。 (2)「国民国家」と「国家連合」というキーワドを使い、ヨーロッパの近現代史を述べることができるか。 (3)現在のヨーロッパの諸問題を歴史的に論じることができるか。 授業参画度は、授業内で行う質問に対する回答、事前学修の達成の度合いにより評価します。 |
オフィスアワー | 授業後に受け付けます。 |
備考 | 前学期に西洋史概説1(林亮)を受講していることが望ましいです。 |