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身体表現論

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科目名
平成28年度以降入学者
身体表現論
科目名
平成27年度以前入学者
身体表現論
教員名 高山 昇
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 日常生活における非言語表現
授業のねらい・到達目標 私たちのコミュニケーション活動は言語を中心に行われていますが、同時に表情や姿勢などの非言語表現も大きな役割を担っています。そのため、円滑なコミュニケーションや人間関係づくりのためには、非言語表現に関する理解とコントロールが欠かせません。この講座では日常生活における非言語表現について、パフォーマンス学(日常生活における演技性)の見地から学びます。言語と非言語の関係性の理解と、場面に応じた役割の感知・振る舞いの習得を目的としています。
授業の方法 講義、演習、リフレクション(振り返り)を予定しています。講義ではパフォーマンス学、対人心理学の主要な先行研究に触れながら、各回のテーマについて概説を行います。また、講義内容を可能な限り実験的に検証するとともに、非言語表現のコントロールについても個別・具体的な考察を行います。その他、講義内容をテーマとした演習を実施します。演習では、様々なペアワーク、グループワークやアクティングアウト(特定の場面を演じ合ったり、観合ったりする活動)などを行います。
授業と平行して、各回のリフレクション(振り返り)シートと人物観察のレポートが課題となります。試験は13回目に授業内で実施します。
履修条件 ありません。ただし、受講希望者が160名を超えた場合は、第1回授業時に受講者の選抜を行います。総合教育科目という科目カテゴリーの性質上、選抜の優先順位は1年生、2年生、3年生、4年生の順とします。選抜が行われた場合、第2回授業以降の受講希望は受け付けられません。受講希望者は、第1回ガイダンスに必ず出席して下さい。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 受講前にシラバスを熟読して下さい。講義内容に関する変更はありませんが、授業の進度や空き教室の状況によって、第8回以降に演習を実施する場合があります。
授業期間中は、毎回の授業の振り返りと次週授業の予習が授業時間外課題となります。リフレクションシートのまとめと教科書指定範囲の熟読を怠らないようにして下さい。また、レポートは指定された期日を厳守して提出して下さい。
授業計画
1 ガイダンス 自己を演出するという考え方
[授業時間外課題] 受講前にシラバスを熟読しておくこと。
2 パフォーマンス学① パフォーマンス~日常生活における演技性
[授業時間外課題] 授業前に教科書1-4頁を熟読し、質問事項をまとめておくこと。授業後にリフレクションシートを記入する。
3 パフォーマンス学② パフォーマンス学の概念と構成~自己表現はトレーニングで上達する
[授業時間外課題] 授業前に教科書5-8頁を熟読し、質問事項をまとめておくこと。授業後にリフレクションシートを記入する。
4 自己開示と自己呈示① 自己呈示~意図的な自己表現で相手に伝える
[授業時間外課題] 授業前に教科書9-11頁を熟読し、質問事項をまとめておくこと。授業後にリフレクションシートを記入する。
5 自己開示と自己呈示② 自己開示と互恵性~会話場面における無言のプレッシャー
[授業時間外課題] 授業前に教科書12-15頁を熟読し、質問事項をまとめておくこと。授業後にリフレクションシートを記入する。
6 自己開示と自己呈示③ 自己監視と表出行動~場面に応じた行動のコントロール
[授業時間外課題] 授業前に教科書16-18頁を熟読し、質問事項をまとめておくこと。授業後にリフレクションシートを記入する。
7 自己開示と自己呈示④ 自己呈示と羞恥~恥ずかしいという感情を解明する
[授業時間外課題] 授業前に教科書19-22頁を熟読し、質問事項をまとめておくこと。授業後にリフレクションシートを記入する。
8 中間総括  講義前半のまとめと補足。質疑応答
[授業時間外課題] 授業前に教科書1-22頁を再読し、理解が不十分な項目をピックアップしておくこと。
9 非言語表現① 言語と非言語~非言語が言語情報を誘導する
[授業時間外課題] 授業前に教科書24-26頁を熟読し、質問事項をまとめておくこと。授業後にリフレクションシートを記入する。
10 非言語表現② 顔と視線~表情によって印象が形成される
[授業時間外課題] 授業前に教科書27-32頁を熟読し、質問事項をまとめておくこと。授業後にリフレクションシートを記入する。
11 非言語表現③ 対人距離~距離と位置が人間関係を構築する
[授業時間外課題] 授業前に教科書33-36頁を熟読し、質問事項をまとめておくこと。授業後にリフレクションシートを記入する。
12 非言語表現④ 身体~姿勢と動作が言語を誘導する
[授業時間外課題] 授業前に教科書37-40頁を熟読し、質問事項をまとめておくこと。授業後にリフレクションシートを記入する。
13 全体総括① 授業内試験と解説
[授業時間外課題] 授業前に教科書1-40頁を再読し、各回のテーマについてまとめておくこと。
14 全体総括② 個別課題研究
[授業時間外課題] 各自の個別課題を設定し、重要事項についてまとめておくこと。
15 全体総括③ 講義内容のまとめと補足
[授業時間外課題] 各自の個別課題について重要事項を確認する。授業後は教科書、プリント、リフレクションシートを、ポートフォリオとしてまとめておくこと。
その他
教科書 高山 昇 『身体表現論~ Let's performance』 作品舎 2013年 第1版
※ 教科書は、講義、演習、試験で使用します。履修者は必ず購入し、授業に持参してください。
参考書 齊藤 勇 『対人コミュニケーションの心理 (対人社会心理学 重要研究集3)』 誠信書房 1987年 第6版
リチャード・シェクナー 著 高橋雄一郎 訳 『パフォーマンス研究』 人文書院 1998年 第1版
E.ゴッフマン 著 石黒毅 訳 『行為と演技 日常生活における自己呈示 (ゴッフマンの社会学1)』 誠信書房 1989年 第7版
※ 購入すべき参考書はありません。必要に応じてプリントを配布します。
※『行為と演技』は既に絶版です。図書館などで検索して下さい。
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、レポート(20%)、リフレクションシート(30%)
本講座は、単位取得の基準として、12回以上の出席を必須とします。
授業への取り組み状況やリフレクション(振り返り)シート、試験を総合し、6割以上を合格とします。出席や試験に関する不正行為には厳正に対処します。
オフィスアワー 質問等には授業前後、使用教室にて応じます。
備考 授業の開始時刻を厳守して下さい。
15分以上の遅刻は、欠席とみなしますので注意して下さい。

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