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平成28年度以降入学者 | 社会学2 | ||||
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平成27年度以前入学者 | 社会学2 | ||||
教員名 | 石井 秀夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | われわれの生活は他者との関係を基礎に成り立っている。この講義では対人関係の二つの要素、すなわち「言う力」と「聞く力」のうちとくに「聞く力」について講義する。「聞く」とは、自分をいったん離れ他者の世界に身を置くことである。われわれは他者の思いを聞くことによってはじめて自分の限界を超えて成長することができる。自己と他者という異なる世界を統合し、新しい自己に変わっていくことがコミュニケーションという行為である。この講義では、人間存在の基礎となっている対人関係の基本的構造を「聞く力」の面から理解し、健康で生産的な対人関係とは何か、さらに病的な対人関係とは何かについて考える。 |
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授業のねらい・到達目標 | コミュニケーションできる人間(対話的人間)とはなにかについて理解を深め、知的にも実践的にもコミュニケーション力を高める。 |
授業の方法 | 授業はパワーポイントを使った講義形式である。授業には必ず出席し、静かに聞くこと。 |
履修条件 | 初回授業の出席者の中から抽選で120名の履修許可者を発表する。初回授業には必ず出席すること。履修許可を得ないものが履修登録しても成績は評価されない。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 指定する文献をあらかじめ読むことはもちろんのこと、内容を理解するために用語を調べるなどの準備を行うこと。BlackBord上に挙げる文献は熟読し、質問があれば準備しておくこと。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス 授業の進め方 成績評価の仕方 |
2 | 「知る」と「わかる」 「モノを知る」と「ヒトをわかる」 |
3 | 芸術家の「聞く力」 |
4 | M.ブーバーの「われ・それ」と「われ・汝」 |
5 | メルロ・ポンティの動物の行動類型 知的行為としての「聞く」力 |
6 | 日本人文化の「聞く」力 |
7 | 心理的硬さ |
8 | 実践的場面での「聞く」力 |
9 | 対人関係の病理1 他者の石化 検証的態度と了解的態度 |
10 | 対人関係の病理2 自己の石化 対人恐怖 |
11 | 対人関係の病理3 神経症 統合失調症 |
12 | 会話 対話 討論 両極性と両義性 |
13 | 授業内試験と解説 |
14 | 対人関係に関する課題学習 |
15 | 講義内容のまとめ |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | BlackBord上に参考文献を挙げるのでよく読んでおくこと。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(10%)、授業内テスト(80%)、授業参画度(10%) 成績評価はおもに授業内試験でおこなう。試験は論述式で講義内容から出題する。 |
オフィスアワー | 質問は授業の前後に本館2階の講師室で受ける。 |